平成29年度全国学力・学習状況調査の結果 (美濃加茂市の小中学校の課題) [リサーチ]
平成29年度全国学力・学習状況調査の結果 (美濃加茂市の小中学校の課題)
広報みのかもの1月号の記事を改変しまして、"課題のみを抜粋"させていただきました。
*各行の下に、→を付けて、個人的な考察や探Q舎の教授方針を併記します。
平成29年度全国学力・学習状況調査の結果
昨年4月実施の、小学6年、中学3対象の「全国学力・学習状況調査」
『美濃加茂市の分析結果』
■教科面の課題
・語句や「ことわざ」「慣用句」の意味を正しく理解し、文脈の中で適切に使うこと
→
ことわざや慣用句は、授業でもときおり登場します。
グローバル社会ですから、国内のものだけでなく世界のことわざをクイズ形式で学びます♬
学んだものを実践で使います、文もたくさん作ります!
・物語を展開や描写表現に着目して内容を捉え、根拠を明確にして自分の考えを書くこと
→
第一、読解力、想像力、情報整理能力です。
第二、論理的思考力、科学的思考力、批判的に物事を考える力です。
第三、多種多様な考えを理解する柔軟性や、他人の立場で物事を考えられる共感力も大切です。
さらに、表現力、発信力です。
「考える力」の授業で、これらの力を育みます。
「探究」の授業では、実際に実験、観察、調査などを通して、科学的思考力を身につけます。
文章を読み情報整理し、自分の意見を述べる機会を提供します。
さらに、説明文を書いたり、要約したり、図やイラストから物語をつくるなど
積極的にアウトプットする機会も提供します。
・適切に語句を選択したり目的や意図に応じて内容を的確に押さえることなど、
分かりやすく工夫して話すこと
→
語彙力をつけ、美しく正しい日本語を使えるように、努めます。
学校の文法の学習に苦戦する子ども達が多いように見受けられます。
小学生の早い時期から、ゲーム性を取り入れながら、言葉と触れ合う機会を大切にします。
分かりやすく工夫して話すとは、
論理的に考え、論理的に話すということですね。
論理的思考力を鍛えるため、思考ツールを積極的に使用します。
まずは、どのようなものでも、図にすることができてくると強いです。
物事の関係性を全て、図式化、見える化することを心がけると、物事の本質のみを抽出でき
スッキリと見えてきます。
(正直申しますと、自分自身、こういった訓練を受けていないため、大変苦労しています。
日本では論理的に考え、話す訓練の時間が圧倒的に少ないですね。
子ども達と一緒にきたえさせていただきます。)
・図形の定義・性質・条件を理解して、
複数の図形を組み合わせて構成された図形について考察・説明すること
→
こちらも、一言で言うならば、論理的思考力でしょう。
例えば、図形の証明問題などの場合、最終的に証明するべき結論から逆向きに考えて行く逆向き思考ができるとよいと思います。
この考え方は、社会に出て仕事をする上でも最終形やゴールからスタートまで
逆向きに計画するときにも応用できます。
締め切り日からスタート地点まで遡って計画するときなど、
この考え方が定着できていれば強そうです。
・与えられた情報から数量の関係を捉えて、立式して答えを求めたり、求め方について説明したりすること
→
こちらも、論理的思考力そのものでしょう。
物事の関係性を簡潔明瞭に把握するため、全て図に落とし込み、関係性を明確化することです。
図を書き終えれば、すでに立式は終わっています。
解答の9割はここで既に終わっています。
最後に、図を見て求め方に簡潔な文章を加え、計算するのみです。
■生活面の課題
・携帯電話やスマートフォンで通話やメール、インターネットをする時間が増加
→
ネット中毒も薬物中毒と同様の脳回路だそうです(『10代の脳』より)
厄介なのは、大人よりも子ども達の方が、インターネット中毒になるのが異常にはやいことです。
ルールを決めて守ったり、数週間分の行動を記録して分析できると何か発見があるかもしれません。
日々どんなリズムで、それだけの時間をメールやインターネットに費やしているか一目瞭然になります。
記録は大変かもしれませんが、苦労を上回る発見が得られるでしょう。
・学校の授業時間以外での読書量が少なくなっている
→
読書そのものは、なかなかゆっくりとはできないですが、
おそらく、普段学校やお家では読まないような本、
でもきっと子ども達に役立つものを取り上げるように心がけています。
・家の人と学校での出来事や将来のことなどについて話す機会が減少
→
原因は、色々あるかと思われますが、習い事が多くてお家にいる時間が短かかったり、
お家にいてもスマホやインターネットの時間が多くなっているのでしょうか。
それとも、お家の方がなかなかゆっくりお話しできる時間を作るのが難しいのでしょうか。
探Q舎では、授業内容の調整のため、お子様には興味関心に関してリアルタイムでヒアリングを行っています。
また、(こちらから尋ねませんが、) 学校での出来事に関しては、お子様達が来塾時に話して下さることが多いです。
保護者様とも高頻度に相互に情報交換させていただいており、お家や学校での様子も教わり、
非常に有り難く思っています。
・新聞を読んだりニュースを視聴したりすることは少なく、地域社会の問題や出来事への関心が低い
→
新聞を取っていないというご家庭も最近は増えて来ているかもしれません。
報道の方にも多くの問題がありそうです。。。。。
(日本のニュースだけでなく、世界のニュースに触れる機会があるでしょうか。
同じ出来事の伝え方も視点が違います。)
慌ただしい日常生活の中でも、ときには日本の視点、世界の視点の両方を大切に、
世界の中での、日本のありかた、岐阜県のありかた、
そして自分自身のあり方をみつめる機会を持ちたいものです。
地域の問題、社会の問題、こういった教材も増やしていきたいです。
最近、太田宿関連の学ぶ会に参加させていただいています。
団塊の世代以上の皆様が大変、学びへの情熱が半端ないのでおそらく最年少である私は
刺激を受けています。
ただとっても心配なのは、次世代への知の伝達です。
次の世代へ、たくさんの智恵を。
できるだけ後世に伝えていただくことを願っています。
広報みのかもの1月号の記事を改変しまして、"課題のみを抜粋"させていただきました。
*各行の下に、→を付けて、個人的な考察や探Q舎の教授方針を併記します。
平成29年度全国学力・学習状況調査の結果
昨年4月実施の、小学6年、中学3対象の「全国学力・学習状況調査」
『美濃加茂市の分析結果』
■教科面の課題
・語句や「ことわざ」「慣用句」の意味を正しく理解し、文脈の中で適切に使うこと
→
ことわざや慣用句は、授業でもときおり登場します。
グローバル社会ですから、国内のものだけでなく世界のことわざをクイズ形式で学びます♬
学んだものを実践で使います、文もたくさん作ります!
・物語を展開や描写表現に着目して内容を捉え、根拠を明確にして自分の考えを書くこと
→
第一、読解力、想像力、情報整理能力です。
第二、論理的思考力、科学的思考力、批判的に物事を考える力です。
第三、多種多様な考えを理解する柔軟性や、他人の立場で物事を考えられる共感力も大切です。
さらに、表現力、発信力です。
「考える力」の授業で、これらの力を育みます。
「探究」の授業では、実際に実験、観察、調査などを通して、科学的思考力を身につけます。
文章を読み情報整理し、自分の意見を述べる機会を提供します。
さらに、説明文を書いたり、要約したり、図やイラストから物語をつくるなど
積極的にアウトプットする機会も提供します。
・適切に語句を選択したり目的や意図に応じて内容を的確に押さえることなど、
分かりやすく工夫して話すこと
→
語彙力をつけ、美しく正しい日本語を使えるように、努めます。
学校の文法の学習に苦戦する子ども達が多いように見受けられます。
小学生の早い時期から、ゲーム性を取り入れながら、言葉と触れ合う機会を大切にします。
分かりやすく工夫して話すとは、
論理的に考え、論理的に話すということですね。
論理的思考力を鍛えるため、思考ツールを積極的に使用します。
まずは、どのようなものでも、図にすることができてくると強いです。
物事の関係性を全て、図式化、見える化することを心がけると、物事の本質のみを抽出でき
スッキリと見えてきます。
(正直申しますと、自分自身、こういった訓練を受けていないため、大変苦労しています。
日本では論理的に考え、話す訓練の時間が圧倒的に少ないですね。
子ども達と一緒にきたえさせていただきます。)
・図形の定義・性質・条件を理解して、
複数の図形を組み合わせて構成された図形について考察・説明すること
→
こちらも、一言で言うならば、論理的思考力でしょう。
例えば、図形の証明問題などの場合、最終的に証明するべき結論から逆向きに考えて行く逆向き思考ができるとよいと思います。
この考え方は、社会に出て仕事をする上でも最終形やゴールからスタートまで
逆向きに計画するときにも応用できます。
締め切り日からスタート地点まで遡って計画するときなど、
この考え方が定着できていれば強そうです。
・与えられた情報から数量の関係を捉えて、立式して答えを求めたり、求め方について説明したりすること
→
こちらも、論理的思考力そのものでしょう。
物事の関係性を簡潔明瞭に把握するため、全て図に落とし込み、関係性を明確化することです。
図を書き終えれば、すでに立式は終わっています。
解答の9割はここで既に終わっています。
最後に、図を見て求め方に簡潔な文章を加え、計算するのみです。
■生活面の課題
・携帯電話やスマートフォンで通話やメール、インターネットをする時間が増加
→
ネット中毒も薬物中毒と同様の脳回路だそうです(『10代の脳』より)
厄介なのは、大人よりも子ども達の方が、インターネット中毒になるのが異常にはやいことです。
ルールを決めて守ったり、数週間分の行動を記録して分析できると何か発見があるかもしれません。
日々どんなリズムで、それだけの時間をメールやインターネットに費やしているか一目瞭然になります。
記録は大変かもしれませんが、苦労を上回る発見が得られるでしょう。
・学校の授業時間以外での読書量が少なくなっている
→
読書そのものは、なかなかゆっくりとはできないですが、
おそらく、普段学校やお家では読まないような本、
でもきっと子ども達に役立つものを取り上げるように心がけています。
・家の人と学校での出来事や将来のことなどについて話す機会が減少
→
原因は、色々あるかと思われますが、習い事が多くてお家にいる時間が短かかったり、
お家にいてもスマホやインターネットの時間が多くなっているのでしょうか。
それとも、お家の方がなかなかゆっくりお話しできる時間を作るのが難しいのでしょうか。
探Q舎では、授業内容の調整のため、お子様には興味関心に関してリアルタイムでヒアリングを行っています。
また、(こちらから尋ねませんが、) 学校での出来事に関しては、お子様達が来塾時に話して下さることが多いです。
保護者様とも高頻度に相互に情報交換させていただいており、お家や学校での様子も教わり、
非常に有り難く思っています。
・新聞を読んだりニュースを視聴したりすることは少なく、地域社会の問題や出来事への関心が低い
→
新聞を取っていないというご家庭も最近は増えて来ているかもしれません。
報道の方にも多くの問題がありそうです。。。。。
(日本のニュースだけでなく、世界のニュースに触れる機会があるでしょうか。
同じ出来事の伝え方も視点が違います。)
慌ただしい日常生活の中でも、ときには日本の視点、世界の視点の両方を大切に、
世界の中での、日本のありかた、岐阜県のありかた、
そして自分自身のあり方をみつめる機会を持ちたいものです。
地域の問題、社会の問題、こういった教材も増やしていきたいです。
最近、太田宿関連の学ぶ会に参加させていただいています。
団塊の世代以上の皆様が大変、学びへの情熱が半端ないのでおそらく最年少である私は
刺激を受けています。
ただとっても心配なのは、次世代への知の伝達です。
次の世代へ、たくさんの智恵を。
できるだけ後世に伝えていただくことを願っています。
2018-01-19 01:14
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