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不親切でもあり、親切でもあり [探Q舎]

不親切でもあり、親切でもあり。

(授業ではないのですが、)
先日、塾生さんがゆっくりと工作、実験をされる機会がありました。
工作のやり方が沢山載った本を参考にして、好きなようにされてたんですが、
この説明、意味がわからないよ、と、ぼやきモードに。



これは、著者、編集者が意図してそのように不親切なものにされているのかどうか、
そこに興味を持ちました。

こども達が見るために置いているだけで
私は、これまで、このような工作の本を見たことがなかったのですが、
横から覗いてみました。
確かにかなり不親切な説明だったのです。。。。

大人が見ても、「これはどういう意味、で結局どうするのよ?」
と、ちょっと悩ましい箇所があったりいたしまして。

ただ、どうやらこども達の自主性を引き出すように、意図してのことではなさそうです。
ちょっと深読みしすぎたようです。初めからこども達への配慮としてなら、
もうちょっと違うやり方になりそうですので。。。。


こども達にとっては、
市販されている本でも、こういうことがあるということを知っておけば、
「自分でもしっかり考えなくちゃ!!」
と気合いが入ることでしょう。
不親切に見えることが、実は親切だったりしますから、面白いものです。
絶妙な不親切さは、時により歓迎されることもありそうです。


こういう説明だと、分からないよね!と気づくことができ、
立ち止まって自分自身でよく考える大切さを実感できて良かったのではないでしょうか。

今後、逆の立場になれば、相手に分かりやすく説明しよう!!と頑張るでしょう!!



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実験や工作の手順書の作製は、意外にも奥が深いものですね。
これに限らず、方法の説明を文章と絵だけで適切に伝えるのは結構厄介なことも多いです。

やはり、こういうことはカラダで伝え、カラダで覚えるのが一番ですね。
職人の技を盗め!!という昔からのアレですね。

ママ目線でいうと、裁縫とかお料理、お掃除の手順でしょうか。
これらを文章と絵だけで伝える感じでしょうか。


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別の日には、(先述した工作の塾生さんとは別の塾生さんですが、)
「この実験をしたことがないお友達でも、あなたの説明をみて正しい方法で実験できるように」
実験の手順書を作ろう」
という課題に取り組みました。

これも、結構面白いことになったのです。
例えば、ご本人が気づかないところで、2通りの解釈が可能な説明になってしまっていたり。
大事なところの量の記述がぽっかりと抜け落ちてしまったりして。
でも、最初にしては、とてもよく頑張ってくれて、良い手順書が出来ました。
きっと、お友達もこれをみて実験を成功させることができるでしょう。


相手の立場になって、イメージして、順番に手順を説明する。
理性も感情も働かせなければ、上手く行かない課題のように思います。




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