青少年の体験活動に関する意識調査(H28年度調査)結果の概要 [探Q舎]
青少年の体験活動に関する意識調査(H28年度調査)結果の概要
国立青少年教育振興機構から8月2日に報道発表された報告書です。
(以前にも同じ様な記事を載せましたがもう一度)
http://www.niye.go.jp/kenkyu_houkoku/contents/detail/i/130/
http://www.niye.go.jp/kanri/upload/editor/130/File/gaiyou.pdf
とりわけ気になるところは、
7頁の自然体験、
8頁の生活体験、
10頁の読書習慣。
こちらのデータは、2年前のH28年の調査です。
過去と比べて、子ども達の体験が増加傾向という形で強調されていますが、
これは、H21年以降の教育指導要領の改訂による"体験活動の重視"が、
ある程度普及した結果によるのでは?
より重要で注目すべきなのは、それでもなお体験活動が乏しいお子様がここまで多いという事実です。
ゆゆしき問題ではないでしょうか?
○自然体験の現状(小4~小6、中2、高2)
驚くべきことに、
■チョウやトンボ、バッタなどの昆虫を捕まえたことがほとんどない、22.8%、
■夜空いっぱいに輝く星をゆっくり見たことほとんどない、18.8%
■大きな木に登ったことがほとんどない、41.2%
とりわけ、こちらです。
■太陽が昇るところや沈むところをほとんど見たことがない、29.3%
太陽は、自然豊かな地域へ遠出する必要もなければ、
本格的なキャンプなどしないかぎり得られない特別な体験ではないはずなのに!?
◆実践の中で感じるところですと、
理科が好きとおっしゃるお子様でも、
「外を歩くとき自然に目がほとんど向かない」傾向が強いです(入塾時の自己評価)。
都会ではなく、比較的自然豊かなこの地域でもです・・・
ここでも、子ども達の中で、"理科は学校の教科"という限定的なイメージが濃いことがわかります。
日常生活の中の理科と、教科としての理科との大きな隔たりを感じます。
好奇心旺盛で自由奔放な時代まっただ中の小学生さんでも、
「外を歩くとき自然に目がほとんど向かない!」
これは一体どういうことなのでしょうか?
ゆとりがないのでしょうか?
自分の足で歩く機会自体が少ないのでしょうか?
「数少ない"歩くとき"というのは、行き先や到着時間がはっきりしていて、
目的地に向かってまっしぐらなとき。」
「だから、そんな自然とか言ってる場合じゃない!
よそ見してる場合じゃない!」
そのような感じでしょうか?
交通が不便な地方では、車での移動が主となり習い事も車で送迎。
反対に、交通の便が良い都会や街では、歩く機会はあるけど、自然が目につく場所じゃない。
そのような印象です。
雑草、山、雲、太陽、星・・・
広い視野で自然を見る機会が少ない生活。
登下校の際は、
決まったルートで、お家から学校へ、学校からお家へ。
物騒な世の中、行きも帰りも大人の見守り隊がピタリとよりそっています。
帰宅途中で脱けることも許されないと聞きます。
もちろん、いかなるときもいのち一番です。
しかしです。
道草を食うという言葉は死語になりつつあります。
再びですが、少なくとも下の項目だけは、0%にできないものでしょうか?
そう思われませんか?
■太陽が昇るところや沈むところをほとんど見たことがないお子様29.3%
少なくとも、およそ30%の子ども達は、
太陽系に属する地球、地球に属する自分という意識、
太陽あっての地球、地球あっての自分という意識が乏しいことを意味するのでは?
本日お話した方も、そういえば最近太陽を見ていないとおっしゃっていました。
大人も子どもも、心身ともにハードスケジュールなのでしょうか?
学校時間の後は、習い事、習い事、 そして習い事。
フリータイムでは、YoutubeやDVDなどの映像を観たり、ゲームをするので大変。
中高生は、スマホとのおつきあいが大変。
読書がこのような生活に入りこむ余地はたしかになさそうな・・・
○生活体験の現状(小4~小6、中2、高2)
■ナイフや包丁で、果物の皮を剥いたり、野菜を切ったことがほとんどないお子様9.3%
(小4~小6、中2のみ)
■ナイフや包丁で、果物の皮を剥いたり、野菜を切ったことがほとんどないお子様10.2%
◆実践の中で感じるところですと、
こちらの報告書の数値よりも実際には、もっと深刻ではないかと危惧しています。
ナイフや包丁を使った経験があるお子様は高学年でももっともっと少ないのではないかと思います。
少しあると言う経験もほんとうに少しで2、3回ではないかと・・・
カッターナイフも同じくです。
低学年のお子様で、工作好きなんだけどハサミ苦手!という自己評価も。
このようなお子様達の実情を知るたび、何ができるか、考えさせられます。
ご家庭の皆様、子育て中の皆様、
少しだけでもPDFファイルをご覧になってくださいね。
http://www.niye.go.jp/kanri/upload/editor/130/File/gaiyou.pdf
ヒントがみつかり、
お子様たちの体験が少しでも豊かになることを祈っています!
国立青少年教育振興機構から8月2日に報道発表された報告書です。
(以前にも同じ様な記事を載せましたがもう一度)
http://www.niye.go.jp/kenkyu_houkoku/contents/detail/i/130/
http://www.niye.go.jp/kanri/upload/editor/130/File/gaiyou.pdf
とりわけ気になるところは、
7頁の自然体験、
8頁の生活体験、
10頁の読書習慣。
こちらのデータは、2年前のH28年の調査です。
過去と比べて、子ども達の体験が増加傾向という形で強調されていますが、
これは、H21年以降の教育指導要領の改訂による"体験活動の重視"が、
ある程度普及した結果によるのでは?
より重要で注目すべきなのは、それでもなお体験活動が乏しいお子様がここまで多いという事実です。
ゆゆしき問題ではないでしょうか?
○自然体験の現状(小4~小6、中2、高2)
驚くべきことに、
■チョウやトンボ、バッタなどの昆虫を捕まえたことがほとんどない、22.8%、
■夜空いっぱいに輝く星をゆっくり見たことほとんどない、18.8%
■大きな木に登ったことがほとんどない、41.2%
とりわけ、こちらです。
■太陽が昇るところや沈むところをほとんど見たことがない、29.3%
太陽は、自然豊かな地域へ遠出する必要もなければ、
本格的なキャンプなどしないかぎり得られない特別な体験ではないはずなのに!?
◆実践の中で感じるところですと、
理科が好きとおっしゃるお子様でも、
「外を歩くとき自然に目がほとんど向かない」傾向が強いです(入塾時の自己評価)。
都会ではなく、比較的自然豊かなこの地域でもです・・・
ここでも、子ども達の中で、"理科は学校の教科"という限定的なイメージが濃いことがわかります。
日常生活の中の理科と、教科としての理科との大きな隔たりを感じます。
好奇心旺盛で自由奔放な時代まっただ中の小学生さんでも、
「外を歩くとき自然に目がほとんど向かない!」
これは一体どういうことなのでしょうか?
ゆとりがないのでしょうか?
自分の足で歩く機会自体が少ないのでしょうか?
「数少ない"歩くとき"というのは、行き先や到着時間がはっきりしていて、
目的地に向かってまっしぐらなとき。」
「だから、そんな自然とか言ってる場合じゃない!
よそ見してる場合じゃない!」
そのような感じでしょうか?
交通が不便な地方では、車での移動が主となり習い事も車で送迎。
反対に、交通の便が良い都会や街では、歩く機会はあるけど、自然が目につく場所じゃない。
そのような印象です。
雑草、山、雲、太陽、星・・・
広い視野で自然を見る機会が少ない生活。
登下校の際は、
決まったルートで、お家から学校へ、学校からお家へ。
物騒な世の中、行きも帰りも大人の見守り隊がピタリとよりそっています。
帰宅途中で脱けることも許されないと聞きます。
もちろん、いかなるときもいのち一番です。
しかしです。
道草を食うという言葉は死語になりつつあります。
再びですが、少なくとも下の項目だけは、0%にできないものでしょうか?
そう思われませんか?
■太陽が昇るところや沈むところをほとんど見たことがないお子様29.3%
少なくとも、およそ30%の子ども達は、
太陽系に属する地球、地球に属する自分という意識、
太陽あっての地球、地球あっての自分という意識が乏しいことを意味するのでは?
本日お話した方も、そういえば最近太陽を見ていないとおっしゃっていました。
大人も子どもも、心身ともにハードスケジュールなのでしょうか?
学校時間の後は、習い事、習い事、 そして習い事。
フリータイムでは、YoutubeやDVDなどの映像を観たり、ゲームをするので大変。
中高生は、スマホとのおつきあいが大変。
読書がこのような生活に入りこむ余地はたしかになさそうな・・・
○生活体験の現状(小4~小6、中2、高2)
■ナイフや包丁で、果物の皮を剥いたり、野菜を切ったことがほとんどないお子様9.3%
(小4~小6、中2のみ)
■ナイフや包丁で、果物の皮を剥いたり、野菜を切ったことがほとんどないお子様10.2%
◆実践の中で感じるところですと、
こちらの報告書の数値よりも実際には、もっと深刻ではないかと危惧しています。
ナイフや包丁を使った経験があるお子様は高学年でももっともっと少ないのではないかと思います。
少しあると言う経験もほんとうに少しで2、3回ではないかと・・・
カッターナイフも同じくです。
低学年のお子様で、工作好きなんだけどハサミ苦手!という自己評価も。
このようなお子様達の実情を知るたび、何ができるか、考えさせられます。
ご家庭の皆様、子育て中の皆様、
少しだけでもPDFファイルをご覧になってくださいね。
http://www.niye.go.jp/kanri/upload/editor/130/File/gaiyou.pdf
ヒントがみつかり、
お子様たちの体験が少しでも豊かになることを祈っています!
2018-08-27 23:54
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