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自己決定理論から学びの環境を見直す [探Q舎]

■自己決定理論


今回は、モチベーションの理論のひとつ、自己決定理論をご紹介します。

ロチェスター大学のRichard M. RyanとEdward L. Deci により提唱された自己決定理論。
(当然ですが・・・)モチベーションは、自己決定が大きいほど、大きくなります。

自発的にやる気を出す高い内発的動機付けがある場合には、
自己決定の程度が高く、主体的にものごとに取り組むことができます。


★内発的動機付けを維持するには・・・

有能感 Competence 、
自律性 Autonomy、
関係性 Relatedness

の3つが満たされている時に限り、内発的動機づけを維持できます。
どれかが、欠けているときは,外発的動機で補う必要が出てきてしまうのです。

従って、これら3点が満たされるような、学びの環境づくりが重要なのですね!!



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ここで、探Q舎の授業を振り返ってみることにします。

子ども達が良く言ってくれる言葉を思い出してみますと、こんな感じです。

好きだから
楽しいから
満足できるから
気持いいから
やってみたいから

内発的動機づけ、イイ感じです!




●有能感 Competence
結果を出す能力が自分にはきっとあるのだ、やればできるのだ!

→有能感を上げることができるよう、簡単すぎず、難しすぎない、
子ども達の学力が確かに伸びるような挑戦しがいのある課題に挑戦いただいています。


もちろん、難しすぎてギブアップということも稀にありますが、
自分で課題を選ぶ機会も多く、諦めるか挑戦し続けるかも、自己決定する機会が大変多いですよ。
翌週に再挑戦ということもあります。

ものづくりや、実験に関しては、最後まで粘り強く取り組んで完遂させることがほとんどです。



●自律性 Autonomy
自分のことは自分で決めるぞ!!誰がなんと言おうと自分の人生だ!

→子ども達が、自分で選んで、自分の意志でやっているのだという実感を最大限抱けるように。
自己選択、自己決定の機会を最大限提供するようにしています。

その日の調子や気分など、感情面も学習に大きく影響しますし、その感情を上手に使って、
今の自分にとって、どういう課題が適するかを考えることも重要な学習でしょう。
感情のコントロールも含め、最高のコンディションでなくてもパフォーマンスを上げる工夫を自分で見出せるように。
また、時間管理や学習計画、段取りなど、先読みの機会も多く提供しています。



●関係性 Relatedness
まわりは、自分のことを認めてくれている。存在を尊重してくれている!

→仲間に好感を持たれ、価値を認められ尊重されているという感覚で満たされるような、
学びの人間環境を維持することを重要視しています。
なんと言っても、人間関係は最重要ですよね。
信頼関係なくして学びの環境は皆無だと考えます。
その場の全員が、落ち着いた雰囲気で、穏やかな精神状態で、ファシリテータや学び仲間と
健全な精神状態で,お互いの存在を尊重し、学び合いの意識を高く持ち続けること、
これに尽きるでしょう。

たとえ、設備、機械、教材など、物理的環境がベストでなかったとしても、
人的環境は、お金をかけずともベストに保つことは、心がけによって為し得ますから!!



結論としては、

今の所、小学生の探Q生さんに関しては、
高い内発的動機付けを維持できており、
外発的動機付けとは今のところ無縁のようです。

内発的動機付けの高いお子様には、ご褒美や報酬は不要です。
返って逆効果になるので、金銭等のご褒美はおすすめしません。
(多くのデータがあります。
楽しい学びが、お仕事に変わってしまい、モチベがだだ下がりになります。
4歳のデータから大学生のデータまであります。)



中学生になると、思春期の課題が襲ってくるため、精神的に揺らぐことでしょう。
小学生とはまた違った要素も増えます。
だからこそ、小学生のうちに、学びへの内発的動機付けを確固たるものに、そう考えます。


行動主義に源流をもつアメとムチのクラシカルな方法に縛られた学習を余儀なくされているお子様。
いち早く脱け出して、ほんとうの学びを見つけられますように願っています。




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