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もがき苦しむ経験 [探Q舎]

もがき苦しむ経験はとっても大切だと思う。


もがき苦しむ機会に出会って、それらを乗り越えて行くと、
いつの間にか、
もがき苦しむことを楽しめたり、味わえたりすることを学ぶ。


ところが、現状、
子ども達はもがき苦しむという機会に出会えているのかどうか、かなり疑わしい。
大人達は、子ども達のもがき苦しむ経験を奪ってはいないだろうか。


向き合う時間が十分与えられなかったり、
すぐに誰かが手を差し伸べてしまったり、
答えや方法を教えてしまったり・・・


一見親切に見えるサポートだけれど、
ほんとうのところはどうなのだろうか。

どちらが、より親切なのか・・・
ほんとうの親切とは・・・

今一度確認していただきたい。



しばしば、気づかないふりをしてサポートせずに、
ただ、問題と向き合う時間を確保することがある。

もがき苦しんでいたとしても、様子をみながら、
もうあと10分ぐらいはグッと我慢かな、などと意図的に、徹底的に鈍感な大人になりきる。

自分で発見したとき、自分で乗り越えたとき、
自分で課題解決したとき、

大きな学びを手にすることができる。
大きな喜びと達成感を手にすることができる。
記憶にも強烈に残るし、さらに学びへの意欲も増大する。

実際の心理学研究結果でも、
おもちゃのからくりを自ら発見したときと、
人から教わったときの学習効果には雲泥の差が生じたという。

本来、人間は謎解きを楽しむ生き物なのだろう。


ご家庭でも、ときおりニブい親になりきっていただけたらと思う。
もがきくるしむ機会を大切に、活かしていただきたいと思う。


どの世代の人間であろうと、もがき苦しまずに日々を過ごせる者は皆無であるから。
もがき苦しみ、乗り越えるトレーニングの機会を大いに活かしていこうではないか。


人生の種々の経験を、
楽しめる人間になるために。
味わえる人間になるために。














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