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日本の品質管理の父 [リサーチ]

石川 馨
■日本の品質管理の父
■日本の化学工学者。工学博士。東京大学名誉教授、武蔵工業大学(現東京都市大学)元学長。
■名言「品質管理は教育に始まり教育に終わる」
■QC (Quality Control )サークル活動の生みの親
日本における品質管理、特にTQC(Total Quality Control、全社的品質管理)の先駆的指導者。
職場内小グループで自発的に品質管理活動を実践することを提唱し、このグループを「QCサークル」と名づけた。
■QC七つ道具*の一つである特性要因図(cause and effect diagram、ishikawa diagram、fishbone diagram)を創案した。フィッシュボーンと呼ばれるこのツールは教育界でも知られ授業で使われることもある。

*QC七つ道具
日本の製造業を世界一の品質にした一番重要な手法。
企業で品質改善活動をおこなうときに最初に学習するもの。
管理を行うにあたり、現象を数値的・定量的に分析するための技法。
可視化により、誰にでもすぐに問題点がわかったり説明を容易にすることを狙っている。

パレート図
特性要因図
グラフ(管理図を含む)
チェックシート
ヒストグラム
散布図
層別


日本の製造業の製品の品質が世界一になったのは、企業全員が、「QCサークル」などで「QC七つ道具」を使って品質改善活動をおこなってきたからと言われる。


ちなみに、定性分析を狙う新QC七つ道具もある。
QC七つ道具 (定量的な現象分析を狙う)に対し、定性的な分析を狙う。
問題の構造を早期に明らかにするのが目的である。

新QC七つ道具
連関図法
親和図法
系統図法
アローダイアグラム法
マトリックス図法
マトリックスデータ解析法
PDPC法


可視化する、分析する、情報を整理する、現状を把握する、
改善するこれらのツールは、は品質改善の分野に限らず
様々な分野で活用できる有用なツールになっている。

どのような世界でも"きほん・きそ"が重要である。
そして、それは、教育に違いない。


もう一度、日本の品質管理の父の名言を、ここに。
「品質管理は教育に始まり教育に終わる」


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カッシーニの完璧なライフ [記事]

土星探査機カッシーニ13年間のミッション終了、
ほんとうにお疲れさま。
ちなみに、本家のカッシーニ (ジョヴァンニ・ドメニコ・カッシーニ)は、9月14日が命日である。

見事なライフ。
理想のライフ。
ほんとうにこのように生きたい。
1997年のカッシーニの打ち上げのとき、自分はどうしていたか。
そして、カッシーニが見事なライフを終えた本日までの歴史はどうだったか。

最後の最後まで良い仕事を全うし、
希望と期待と夢で包んだ研究課題のバトンをしっかりと渡し、散る。

カッシーニに重ね合わせ、ライフというものを考えさせられる。
感傷的になる一方で、情熱も湧いてくる。
理性的にライフとワークを考えたりもする。

きれいな土星のデータに感謝。
カッシーニが宇宙に散った、現在、
今後、カッシーニからのデータを見る時、これまで以上に美しく映ると思う。
目って物理的に見ることができるようには、器用にはできていないので。
もちろん、目からの情報を処理する脳についても言うまでもないのだが。。。


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1997年に打ち上げられ、2004年に土星の周回探査を開始した土星探査機「カッシーニ」。
日本時間の9月15日、13年にわたる探査を終えた。
土星の大気まで探査機が入り込むのは初めてのことだった。

最後は土星の大気中で燃えてばらばらになる直前まで任務を遂行し、
14日に撮影した貴重なデータを地球へと送信したという。


今年の4月からは、土星を取り巻く美しいリングの内側まで入り込む軌道をとり、土星の表面やリングの様子をごく近くから観測していた。この「グランドフィナーレ」と名づけられた突入前の観測で、リングの詳しい様子や土星の重力分布などのデータを収集。

 地球からは平らな板のように見える土星のリングは、小さな石や氷の粒などが無数に集まってできている。今後の分析により、土星のリング形成の謎や土星の内部構造などの解明につながることが期待される。


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メジャーの分解と組み立て [探Q舎]

どこにでも売っているようなバネ式のメジャー。
偶然、具合が悪くなり、分解し組み立て直すことに。

とても単純なしくみで部品もわずかですが、
物理の原則がわかりやすくてよいかもしれません。

分解して組み立て直すには、小学生さんにちょうどよいくらいの課題だと思います。
普段から、もののしくみに興味がある子は慣れっこだと思いますが、
分解する前に、どこにどのような向きで部品が使われているか、
状況を確認するのがカギになります。
それができるかどうかで大きく変わりますね。


メジャーの場合も、いくつか部品があって、
前後左右の4つの可能性がある中で正しい向きを確認してから、
先に正しい向きに巻き尺に通しておかなくてはいけません。


想像力や計画性が必要です。
それから、ある程度の忍耐力とやり抜く力も。


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