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読書とマンガ [探Q舎]

質問を受けましたので、こちらで回答します。

「読書がとても良いことは広く知っていますが、マンガも同じくらいよいのですか?」
というご質問です。

残念ながら、本を読むときとマンガを読むときでは脳のはたらきが違うようです。

本を読むときは、左右の脳がよくはたらき、後頭葉、頭頂葉、側頭葉、そして前頭連合野など非常に多くの脳領域がはたらきます。

一方、マンガを読むときは、前頭連合野の活動はほとんど認められないようです。


前頭連合野を含む前頭葉は、最も高次な機能を担う領域で、人を人たらしめている脳領域です。
(思考力、創造力、自制心、表現力、集中力、判断力、計画性、見通し、論理的思考力、
展望記憶,ワーキングメモリなど)

おそらく、理由としては、マンガの場合には、絵が精巧に描かれており、文章も少ないため、受動的にスラスラと読んでしまえるからでしょう。
能動的にストーリーを予想したり、一生懸命情報を整理して自分なりに解釈したり、
脳内で絵のイメージを自分なりに作りだす必要がないためでしょう。

結論としては、
本を読むのと、マンガを読むときの脳の活性化のパターンは大きく異なるということです。
本の場合とは異なり、少なくとも、マンガには前頭葉を鍛える効果はなさそうです。
マンガは、脳を鍛える学習というよりも、やはり娯楽であり、
脳も息抜きして楽しんでいるという解釈が妥当のようですね。

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でも、マンガも有効活用しましょう。


ただし、マンガも内容の濃いものや、学習教材として非常に優れたものも多いですから、
純粋に楽しんだり、マンガの内容に対して興味関心を広げる優れた手段の一つに加えましょう。



例えば、いきなり本を読むのはハードルが高いと感じられる場合や、
小難しい解説になりがちな、哲学的な内容や歴史などは優れたマンガを活用できます。
マンガから入門し、ラッキーなことに興味関心を抱くことができれば、
本格的に本へ移行してさらに理解を深められると良いですね。
(いつぞや流行りましたドラッカーのもしどらなどが良い例でしょうか。)


マンガも本もいずれも上手に併用して楽しめると、ベストではないでしょうか?
いずれも、(教育学的には)私たちの世界をひろげてくれる、ものの見方を増やしてくれる、大切な材料です。
もちろん、教育学的に云々以前に、純粋に楽しむものですけどね。。。。


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みかんのネット、オクラのネット [ジャンク]

視覚って、鋭敏なのか鈍感なのか、ビミョーなところ。


みかんのネット、オクラのネット、
すぐに思い浮かびますか?
それぞれのカラーですよね。

ためしに組合せを逆にして、かぶせて見てみましょう。

みかんもマズそうに見えます。
オクラもマズそうに見えます。

意外と人間の目は騙されやすいですね。


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