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日常にも役立ちそうなマイクロカウンセリング [リサーチ]

カウンセリングの基本的知識は、心理カウンセラーに専有されるのは非常にもったいないと思う。
人間に関わる者であれば、その基本を知っておいて損はないだろう。

「人間と関わるとは、どういうことか?」
もう一度見直すひとつの機会として、
今回紹介するピラミッドが役立つかも知れない。

それは、心理学を学んでいない一般の人間でも非常に有用なものであり、
日常生活の中で、人と接するときに実用可能だと思う。

ピラミッドからそのことが伝わってきたので、今回掲載する。



■カウンセリングの種類、
感情的アプローチ
認知的アプローチ
行動的アプローチ
発達的アプローチ

■これら4種のアプローチのすべてを含む「包括的・折衷的アプローチ」もまた何種類かある。
そのうちの一つが、マイクロカウンセリング。
1960年代にアイビイ(Ivey, A. E)とその共同研究者によって開発されたカウンセリング手法。

アイビイは、多様なカウンセリングを研究し、
多くのカウンセリングに一貫してみられる共通のパターンを見出した。
それを「技法」と名付け、「マイクロ技法の階層表」を作製し、総括した。


■マイクロ技法の階層表

(1)かかわり行動
話を「聴く」!!この技法はカウンセリングの基本中の基本。
視線の合わせ方、体位のとり方、声の調子、非言語的励ましなど。

(2)かかわり技法
言語レベルの傾聴法。
開かれた質問、閉ざされた質問、はげまし、いいかえ、要約、感情の反映、意味の反映など。

(3)積極技法
能動的にかかわりながら、相手の問題解決を促す。
指示、論理的帰結、解釈、自己開示、情報提供、説明、教示、フィードバック、
カウンセラーの発言の要約、焦点のあてかた、対決(矛盾、不一致)などである。

(4)技法の統合

種々の技法を組み合わせつつ適切に用い、コミュニケーションを円滑にしながら問題解決へ進める。
ラポール、問題の評価、目標の設定、目標に対する対策設定、そして対策の実行を順次進行する。


マイクロカウンセリング.jpg
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宿題が嫌になる原因の一つは、目的や意義を見出せないためか? [探Q舎]

もしも、宿題が嫌になってしまっているお子様がいらっしゃったら・・・

それはもしかしたら、その宿題の目的を理解できずに、
宿題をする意義を見出せずに、辛いおもいをされているのかもしれません。

少し前に小学生だった方のお話しによると、
担任の先生によって大きく違ったのがその宿題の内容とのことでした。
自分自身の好き嫌いではなく、宿題の内容や質によって大きく感情がぶれたとのことです。

貴重なご意見、なるほどと思いました。


ときには、出される宿題をする目的がどこにあるのか分からず大変辛い思いをしたそうです。
おそるおそる、具体的なその宿題の内容を尋ねてみました。
例えば、問題を書き写すとか、国語の教科書の文章を何回も写すといったような宿題。

目的や意義が分かりやすい場合には問題ないと思いますが、
もしも、本来は学習嫌いではないお子様が、宿題が辛そうな場合には、ご本人の選り好みではなく、
こういうところに原因があるのかもしれません。

ひょっとしたら、真面目で、何でも丁寧にこなそうとする几帳面な性格のお子様ほど、
ノートの字をとてもきれいに書くようなお子様は、手を抜こうという発想は出てこないでしょう。

こういう悩みに苦しまれている可能性もあるかと思われます。

お子様が宿題にとりかかるのがなんだか辛そうな場合には、
一度、その宿題の内容を御確認される方が早道かもしれません。


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教授する側だけ理解しておきながら、お子様にはきちんと伝えられていないことがあるかもしれないですね。

このことは、宿題だけでなく、授業そのものでも同じだと思いますので、
目的と意義をきちんと伝えることを心がけていきます。

大変勉強になるご意見でした。
忘れてはいけない視点です。



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ビジネス用翻訳サービス [記事]

すでにニュースでご存知でしょうけれど、

ビジネス向け翻訳サービス、
とうとう、TOEIC 900点レベルの翻訳を達成した、と言うニュースがありました。
3月より企業向けサービス開始とのことです。
1万語を2分以内に翻訳し、元のファイルのレイアウトそのままに同じファイル形式で出力するといいます。
人間なら平均7時間を要するものをおよそ2分以内とは驚きです。

洋書もこのソフトに瞬時に全訳して欲しいです。
早く誰でも入手できる安価なサービスになって欲しいですね。


中高生の皆さんの英語学習に対するモチベーションを下げないように工夫しなければ・・・




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夜中の12時まで学習塾の自習室で・・・ [中高生]

まだまだ子ども達の実情、知らないことが多いです。

学習塾って、遅くとも夜10時頃までの営業だと思っていました。
認識が随分甘かったようです。世間知らずを恥じております。

何と、夜中の12時まで学習塾の自習室で学習する子ども達がかなりいるそうです。
そこが居場所になっている子ども達がいるそうです。


学校の先生からうかがい、ほんとうに驚きました。
多くの問題を含んでいると思います。

何より子ども達の心身の健康が心配です。

ホントウに大切にすることは何か問い直す必要があるのではないでしょうか。

本質を見失わないように・・・・
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なぜなぜ分析を日常生活でも [ジャンク]

小学生の同級生に父親が警察官という子どもがいました。
その子は、誰にでも、いつ?どこで?誰が?誰と?といつも質問攻めにしていたことを思い出します。

5W1Hももちろん大切でしょうけれど、最も大切なのは「なぜ?」ではないでしょうか?

詰め込み型、暗記型の学びから、探究型の学びへ転換するために・・・・・
そのスタートは、なぜだろう?どうしてだろう?です。

教科書に書いてあることはそもそも本当なのか?
何か、ごまかされていないか?論理の飛躍はないのか?
なぜ、そのようにいえるのか?
他に、考え方はないのか?
別の可能性を考える必要はないのか?

小学校の時代から論理的思考、批判的思考のベースを作って行くには・・・

プログラミング教育がしばしば話題になります。
考える力というキーワードが、教育界のあちこちで聞かれます。

しかしながら、なぜ?を追求することは、学校だけでなくいつでもどこでもできます。
考える力を強化することに繋がります。

トヨタの"なぜなぜ分析"は大変有名ですが、
大人だけでなく、子ども達にとっても、なぜ?と問う機会を増やすことがとっても大事ですね。

例えば、お子様と面と向かって会話せずとも、
家庭の中で、大人が独り言のように、どうして○○なんだろう?のようにつぶやくだけでも、
そのときお子さんは例え口に出さなくとも、頭の中でなにかその問いに対して、
自分なりの意見・解答を見出しているはずです。

ですので、確かに脳内では論理的思考力のトレーニングが行われているのではないでしょうか。


日本ではなく、海外の初等教育では、

Why do you think so?
と問い続けると言います。

そして、That's because・・・・と答えます。

一度答えが返って来ても、さらに同じ質問を子ども達に返し、なぜなぜ分析を徹底的にするそうです。
初等教育だけでなく、中等教育での将来の進路選択、将来の職業選択の際にも同じことが行われます。


なぜ?と問うのは、自分自身でもロボットでも良いかもしれませんが、
やはり人間の対象がいた方がその効果は大きいです。

人が実際に目の前にいるのが一番でしょう。
きっと、お互いに気づき、進歩があるでしょうから・・・

お子様のつぶやきに乗っかることが大きな発見を生むかもしれません。
お子様に適した道を切り開くきっかけ、第一歩になる可能性も大いにあるでしょう。


なぜなぜ分析を繰り返すにつれ、
理由を明確にし、相手にわかりやすく伝えること、
物事を筋道だてて考え、情報を整理して結論を見出すこと、
が徐々に上手になっていくのではないでしょうか。

なぜ?と問うこと自体は、非常にシンプルですが、
実はこの世界に散在している大半の問題は大変複雑で、
原因や理由を明確化するのは決して容易ではありません。

日々の心がけとその実践の積み重ねが、
時間の蓄積とともに、血となり肉となるのではないでしょうか。





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