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数学の文章題と読解力 [中高生]

数学の文章問題。

「十の位の数字と一の位の数字を入れ替えた数字は、元の数字よりも8小さい。」

こういう類いの文章問題では、
入れ替えた数字と元の数字のどちらが8小さいのかがすぐに飲み込めないようです。
逆に捉えてしまうことしばしばで、それはもう当てずっぽうのようで。
ゲームではないのですから・・・

文章をそのまま素直に読み、構造的に捉えて、数式に変換するのですが、
これがなかなか難しいようなのです。


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数学者、AI開発研究者の
新井紀子先生のご指摘通りの結果です。

『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』

ベストセラーになっているようですが、
お子様の読解力がご心配な保護者様にはぜひ読んでいただきたいです。
著者の言葉は、「一に読解、二に読解」とのことです。


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少なくとも、探Q舎の塾生さん達には、
ここは、なんとしでもクリアしていただかなくては、と気を引き締めています。
読解力を鍛える教材も、多く作製して取り組んでいただきましょう。


日本語を正しく読みとることは、どんな職業に就いていても最重要ですもの。
お仕事だけではなく、豊かな人間関係を築くためにも。



思考は、母国語でなされると言われます。
母国語の教育がなおざりになるほど、恐ろしいものはないでしょう。

思考ができないということになりますから。



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雨上がり、美しい緑を観察 [探Q舎]

考える力。


雨上がり、美しい緑を観察しました。
空気中も、植物も、塵埃が払われて大変美しい緑でした。



色々な葉を集めて観察しました。






色、形、厚さ、硬さ、などなど。
どの葉も個性的で、じっくり観察と結構面白い発見があります。
どの葉が一番好みか、その理由を説明してみたりして。
この説明がまた面白いのです。
哲学的な方面に突っ込んだりするお子様もいてなかなかに豊かな表現力がみられます。


どの葉が一番撥水性が高いか予想もしました。
これもまた結構面白くて、見た目とはなかなか一致しないのです。


実際に水滴をたらしていきます。
たいてい予想が裏切られます。
正解されたお子様は、今の所まだ出現していません。
(興味を抱かれたお子様には、撥水性とその構造、機能を探り、物理の分野へと展開します)


大変地味な観察と実験ですが、意外と面白いんです。
今回のようなものは、お子様によって好みが分かれるのですが、
何割かのお子様は喜んで下さいます。


ぜひ、お家でもご家族でゲーム感覚でトライしてみて下さいね。
きれいな葉と、じっくり観察するココロさえあればできます。

自然界に対するマクロの目、ミクロの目、
いずれも大切にして健やかに成長していただきたいと思います。
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ラングトンの蟻 [探Q舎]

ラングトンの蟻
今の小学生なら簡単にプログラミングでやっちゃうのかも。


極めてシンプルな規則のもと、蟻の軌跡を追うもので、
存在が環境に影響を与え、環境が存在に影響を与えるモデル。

https://www.youtube.com/watch?v=F8-c2bawttU

規則は、これだけ。

一歩動く
白なら黒に、黒なら白にマスの色を変更
白なら右に、黒なら左に方向転換
 これを繰り返す。



ラングトンの蟻は、
最初のうちはごちゃごちゃな動きをしてもがいているように見える。


ところが、なんと、
およそ10000歩ほど彷徨ったころには、立派なハイウェイを創り出すではないか。

この蟻、一旦道を決めたら、もう迷わない。
立派なハイウェイをひたすら創造し続けるという。



このシュミレーションを見ていると色々なアナロジーが浮かんでくる。
(勝手な妄想)


やんちゃくれが突然、まっとうな道を歩み出す感動的な瞬間はこの10000回付近なのか?

そういえば、アマとプロを分けるのは、10000時間ではなかったか?

混沌から、突如良いアイデアが浮かぶひらめきというものはこれなのか?

アーでもない、コーでもない、そうだ!これで間違いない!の意思決定の様子か?

もしかして、悟りってこれなのか?









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