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小さな発見から探Qネタを広げ深める [探Q舎]

暖かくなってきたということで、
お家からアミを持参で、満面の笑みで現れた子ども達。


前半は、考える力を使って、屋内で課題をこなし、
後半は、久しぶりに木曽川に行ってプチ探検。



まず、最初に出逢ったのが不思議な作品たち。
何やら石が丁寧に積まれた塔が無数に建っていて、同時に驚く。
「どうして、こんなものをこんなところに沢山沢山創っているの?」

「1.2.3・・・100近くあるよ!!」

「誰が、どうして、何のために?」


「あのおじさんに聞いてみよう!」

インタビューすると、
その方のお知り合いの方が、何かのおまじないで、毎日作られているのだという。


「その人に一体、何があったのだろう!」
「まじないってなに?どういう意味?」
「なんのお祈りだろう?」

「その人に何か大変なことがふりかかかって、良い方向に!っていうお願いなのでは?」
「そうじゃなくて、世界平和のお願いじゃない?」
「毎日こんな大変なことをしてるんだからお願いしていることはそうとう大きなことじゃない?」


などなど、これだけの石をていねいに積んで100近くの塔を創るということに至ったのは、
なぜか?どうしてか?

を探究していった。


"人間の気持ちとそれが生み出す行動の不思議と奥深さ"

を見つめる良い機会になったのではないだろうか。



この謎は、今も謎のままで、

ご本人さんにお会いできる日がくるまで真相不明のまま。

これがまた、実にイイ。


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歩きながらの対話、視界がどんどん変わる。
環境もどんどん変わる、天気もどんどん変わる。

だからこそ、テンポ良く弾む。柵からのがれ、視野が拡がる。
古来よりお散歩しながら哲学、対話が繰り広げられた理由が実によく分かる。
天井もないので、青空を感じながら思考を広げられるのだ。
逍遥学派、いい響きだ。

そう考えると、日本家屋の天井の低さは非常に問題かもしれない。
天井が高い建築物の中にいるときは、実に爽快な気分になる。
ドームの様に、オープンカーのように窓を取り外してオープンにできる教室があればいいのでは?
青空教室の威力はやはり偉大であると思う。
これからも、木曽川などで、ちょっと変わった学びをどんどんやって行こう!


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不思議な石塔たち、

その次に、出逢ったもの。
猫。

早速、木曽川の水をコップに汲み、
猫に対して、姿勢や距離感、差し出し方等を工夫しながら、水を飲ませようと頑張っていた。
その猫は、こちらの予想とは裏腹に、意外にも素直に飲んだ。
さすが、恐るべしお子様パワー。

初対面との猫と、上手にコミュニケーションする術。
これなら、人間達ともきっと高度なコミュニケーションができるだろう。
猫の信頼をたった5秒で勝ち取った。
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その次は、サラサラな砂。
大はしゃぎ。
いとも大切そうに両手で集め、その感触に感動し、こちらにもかけてきて、共感。
砂で実験したいという。

そういえば、私も昔、砂で延々と実験していたことがあったっけ?

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自宅から持ってきた網を使って、協力して、魚やエビを追い込む、追い込み漁。
エビをたくさん捕まえた。

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最後には、河原にポツンと咲く小さな小さな孤独なパンジーを見つけて。
早速、名前をつけていた。
「どこから飛んできたんだろう。」
「たった一輪だけポツンと咲いているねえ。」

仲間はいないのか、かなり粘り強く探したけれど、一つも見つからない。

このひとりぼっちの子は、どこから来たのだろう?

ほんとうにたった一輪の小さなパンジー。

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春を探そう、の探Q。
なかなか盛りだくさんのプチ探検ができた。


子ども達の中では、

短時間でも実に沢山の、

??と

?!と

!?と

! !

が生まれては消え、生まれては消えた

プチ探Q探検。












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沈黙の中のアクティブラーニング



課題の対話の流れで、
人間以外の生き物で感情をもつものはいるのか、という話題になった。

そこで、すぐに思い浮かんだネタの一つが、たしか昨年のニュース。
生後すぐに死んでしまった子どもの周りを3週間ほど、
ぐるぐる回り続けたという母シャチの不思議な行動。
背中にのせたり、口でつついたりもしつつ、共に回遊したりしたという映像も紹介。

このニュースを知らず、かなりの衝撃を受けた模様。
映像を見たあと、頭の中ではとてもアクティブな思考が繰り広げられたと見えて、
10分ほどの沈黙が続いた。


神聖なとき。
ほんとに静かなアクティブなラーニング。

みんなでわいわい対話しながら考えることも大事だけど、
少し立ち止まってじっくり黙って考えるってことも、
おなじくらい、とっても大事だと思う。


映像の紹介後は、全てお任せ。
こちらの口は一度も開かず存在感を消して、そのまま終了。


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