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単純と複雑の絶妙なライン [探Q舎]

小学生(高学年)が、

自分たちよりも小さい子供達のための、理想の、実験装置の設計の構想について、語ってくれた件。


(おそらく、教材やおもちゃも同じだと思うけれど、)
ここでは、イベントで創る実験装置のお話。



単純と複雑の絶妙なラインがあるという。

充分に戯れることができて、かつ、しっかり学べるようなもの。



どこまで単純なのがいいか、
どこまで複雑なのがいいか、
という議論になった。


◆単純すぎると、

・地味すぎて、見栄えがしない。
・飽きやすい。
・ネタバレがしやすい。
・(すぐ上の意見とは、正反対の意見なのだが)、深い秘密が隠されている場合でも、単純さに騙されて、意外にもしくみを発見しにくい、見逃しやすい。
・簡単に創れるように勘違いされて、凄いと言ってもらえない。制作者がかわいそう。
・材料は少なく場所も取らない、お金も少なくて良いから、準備する側がお得。
・自分でもお家で創れるかもしれないと、創作意欲を感じさせることができる。


◆複雑すぎると、

・どうなってるんだろう?の続きがなくて、凄いなあ!!で終わってしまう危険がある。
・凄さはぐんぐん感じることができるから、見ると贅沢な気分になってその時だけは大満足できる。
・複雑さに圧倒されて、自分たちでしくみを解き明かそうという勇気が湧きにくい。
・豪華で見栄えがするので、人が集まりやすい。
・ごちゃごちゃしていると、しくみが分かりにくい。
・お金がかかって、創るのも大変
・沢山人を集めないと、ご飯食べられなくなるよ。



小さなお子様が気に入るおもちゃはどのような要素を含むものなんだろう?

高くて豪華なおもちゃでも、すぐに飽きられるものもあるし、
カンタンな材料で即席で創り出されたおもちゃが、いたくお気に召すことだってある。



市販のおもちゃについても同じ様なことがいえるのかもしれない。

調べていないけれど、"おもちゃ学"みたいな研究分野がありそう、あるのだろうか。

数学、建築学、デザイン学、機械工学,医学、脳科学、人間行動学、発達心理学,教育学などなど、
多方面の領域を横断する面白そうなところだと思う。


子供達が、気に入るって、どういうことなのか。
子供達の興味関心をひく、おもちゃって、どのような要素を兼ね備えたものなんだろう。


人気のおもちゃから、ヒントを導き出してみよう!


探Qのテーマ、教材づくりにとっても、きっと大きなヒントを得られそうな予感がする。

いや、いっそのこと、そのまま、”おもちゃの探Qとして、解剖してみようか!

おもちゃ学の世界へ。



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生涯学習の市民講師説明会に参加して [ジャンク]

某市の市民講師説明会に学習館へ行ってきました。
どこの自治体にもあるかと思いますが、市民が市民のために講座をひらく、市民講座。
大きくシステムが変更されるそうで、ご案内をいただいたためです。

結構な人数の方が参加されていました。

こんな講座をしたい!という講師)の皆さん、
この講座、受けてみたい!という受講生の皆さん、
両者を結びつけるその仕組みづくり。


しかし、それぞれの自治体によって、
けっこうそのシステムが違って面白いなあと思います。

それで、活きたシステムが回り続けるには、
どのようなシステムにするか、がとっても重要ですよね。

受講者の方に取って・・・
講師にとって・・・
そして、両者を仲介する生涯学習センターや学習館にとって・・・


この三者いずれにおいてもベストな方法を見出す。
三方良しをどのように実現するか?

コミュニケーション力。
コラボレーション力。
批判的思考力。

それぞれの立場の人々の、色々な力の総動員が求められるのではないでしょうか?

普段、わたしも子供たちと供に、考える力の鍛え方を考えているのですが、
こういうところでこそ、活きた学力、使える知識、考える力が求められるんだなあと、改めて。



今回の説明会があった自治体のシステム変更ですが、
あまりにも、講師の皆さんにとって厳しすぎる条件となっていまして、
説明会の会場でもおおきな議論が沸き起こりました。
おそらく、変更後、講師の人数が現在よりもかなり減少するのではないかと思われます。

三者の立場の人々が集まって、もっと知恵を出し合えば、
数倍良いシステムに生まれ変わるだろうにと、非常に残念に感じました。









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