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探Qの体験と理論の理解 (共にお届けしたい! ) [探Q舎]

公共施設での講座での共同作品は分けることができず、
写真をお渡しして、実物を持ち帰って、探Q舎の探Q生たちに見えるように置いておきました。

「これ、何したの?」
「どんなことしたの?」

といった感じで、興味津津のご様子でした。

授業と、講座の内容は異なっており、
実は、探Q生たちがやったことのないものがほとんどです。

「へー!」

「そういうこともしてるんだ」

と関心があるようです。





今回、お一人探Q生が講座にもご参加くださいました。
普段から探Qに接していることが、どのような影響を他の子ども達にもたらすのか、
興味深かったのです。


普段の授業以上に強気だったような、自信が全面に出ていたような印象を受けました。
同時に、遊び心を発揮するゆとりも大いに感じられました。




公共施設での講座も3年目に突入しており、
探Q生でなくても、講座のリピーターが出てきました。


良くも悪くも、このリピーターの存在が鍵になっています。
いろいろな校区から集まり、初めて一堂に会するメンバーたち。

講座の第一回目がポイントなのですが、
そこに、探Q経験者の存在の有無が予想以上にその後を左右することがわかりました。

一回でも探Qの経験があれば、それだけ変わるんだと驚きました。





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今後、どのように進めるか計画を練っています。
一つは、大人の探Qです。


大人が重要性をご理解くださったら、お子様にも探究の学びが手に届くからです。
保護者さんが探Qの学びをのパワーを体感されないかぎり、
お子様にこの学びをお届けすることが出来ないのです。



これまで、
親子でご参加くださる皆さん。
お子様だけでご参加くださる皆さん。

それぞれでした。



正直のところ
探究学習は、実はものすごく奥深い世界なのでその学びについて簡潔に説明するのがかなり困難です。
まずは大人の方にも、探Qを実体験いただくことが大切です。
体験後に理論、おそらくこの順番がよりよいでしょう。


今後は、大人のみなさん、お子様をお持ちでもお持ちでなくても、
生涯教育、自己教育という視点から、ぜひ探Qいただきたいです。


大人のみなさんには、
探Qの学びについて、「実はこういうことです」という理論の方も、
少しずつ、お伝えして行く重要性を感じております。


探Q舎の探Qの学びにご興味ある方は、お気軽にご連絡ください。
一緒に、探Qについて探Qしましょう。

以下のHPから、どうぞ。
https://www.tankyusha.com/%E3%81%8A%E5%95%8F%E3%81%84%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B-%E3%81%8A%E7%94%B3%E3%81%97%E8%BE%BC%E3%81%BF/









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探Q力をきたえよう!終了 [探Q舎]

今期の市民企画講座「探Q力をきたえよう!」終了しました。

今回は、低学年と高学年コースに分かれて実施しました。
それぞれ、合計4回のコースでした。



みなさん、


ものごとの みかた、

世界の かんじかた、

自然との ふれあいかた、

人との つながりかた、

変わりましたか?


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探Q力 (Qを探し出す力) をきたえる!!


すべての人間は、探Q人でしょう。

科学者たちのリアルな研究も、
ビジネスパーソンのお仕事も、
子育ても教育も、

人生の探究もそうでしょう?


問いがいのち。
問いはいのち。

こどもたちは、講座の中で、

あらためて身近で具体的なものごととご対面。


「いま、ここ」において、
自分たちで自ら問いや仮説を立てました。


低学年さんも、高学年さんも、
それぞれ、沢山の問いを出してくださいました。
その内容は多岐にわたり、教科の枠を飛び越えていました!!
学校の教科以上に多い学問分野をまたいでいました。


グループの中で、
話し合いながら、同じQ、似た者同士のQを集め、
Qの整理整頓をしました。


続いて、具体的な活動 (実験、観察、測定など) に移って行きました。



実験では、実験前の計画と、実験中の操作の大切さを学びました。
条件をそろえること、
順番や方法が大切なこと、
同じ実験をくり返す必要があること、
実験する人が変わっても同じかどうかが大事なこと、
などなど学びました。

「まさか、こんな結果になるなんて!」
「思っていた結果と違ったのはどうしてか?」
「へー、今まで知らなかった」
「なるほど、そんな深いワケがあったのか!」


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■1回目 :やわらか頭で、どんどん探Q
わたしたちは、身近なものでもほとんど何も知らないのではないでしょうか?
実物を手にして、たくさんのQを探し出します。

普段からよくお世話になっている食べ物。
であるにも関わらず、
実のところ、わたしたちは、そのものの存在についてほとんど何も知らないのです。



みなさん、どうですか?
問いをどんどん出して、それらに真っ向勝負して解決して行くという行為は、
ふだん、それほどなされていないのではないでしょうか?

たしかに、それはパワフルな活動です。


思い思いに探Q。
みんなで集めたたくさんのQたち。
今、ここですぐに解決できるものからどんどんやっつけていきました。


発見。
もののかたちやいろには、
ワケがあった!ヒミツがあった!


道具を活用しかしこく解決する方法を考えながら、活動していきました。
時間とエネルギーをかけてQと対決する楽しさ、
知恵をしぼり出す心地よさ、
学ぶということの奥深さに気づいていただけたかなと思います。


それは、
ファストスタディーや詰め込み学習では決して味わえないものでしょう。



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■2回目:ものの性質
1回目と同じく、身近なものを沢山使って性質を比べました。
今回は、すぐには目で見えない性質に注目しました。
そのままではすぐに確かめられない性質を、どのように確かめるのか方法を見出す必要がありました。

ものの性質を知らないまま、お世話になってばかりいるものたちを集めて実験です。

直接口に入れてきたものを、手でさわってみるとこんな手触りがするんだっ!、
こんなに温かく感じるんだ・・・って驚いたりしますね。


グループで実験するからと、多めの種類を用意しました。
高学年さんにはちょうどよかったみたいですが、低学年さんには少しハードルが高かったでしょうか。
少し欲張ってしまいましたか。


190714_高学年ねばりけ写真.jpg


190714_低学年ねばりけの写真_edited-1.jpg



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■3回目:五感ことばの探Q

五感で感じたことを言葉にする楽しさを再認識しました。
豊かな感性、情緒ある表現力をふくらませました。

また、ふだんは人間としての視点ばかりですが、

無生物、植物、動物の気持ちになって、かれらの立場だったら、この世界がどのようなものか、
どのような生活になるのかについて考えました。

たくさんことばを集めて、
ホワイトボードにぎっしり世界観をつめこんで。


言葉のあつまりから、
それぞれの世界をあらためて眺めてみました。

言葉の世界から、この世界を見つめ直すことにより、
新発見があります。

見える化のパワーですね。


テーマをもう一つ後半に行なう予定でしたが、
この言葉集めが予想以上に盛り上がり、ノリノリでしたので思い切って時間延長しました。

その分、後半のテーマでは少し時間が足りなかったですね。

そんな中、とある5歳のお子様が、

「これ、お家で続き全部やってみるっ!!」と大声でおっしゃったのが印象的でした。

お家で、
ご家族皆さんで探Qいただけるようになることがほんとうの願いですから。


「こどもたちは、ほんとうはことばが大好きだよね、ことばと仲良しだよね。」
確かにそう実感することができた3回目の講座でした。


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■最終回:いのちの探Q


みなさん、いのちのイメージはどのようなものですか?
最終回ですから、デデン!!と大きなテーマにしました。


いのちのイメージを最初に思い起こしました。
これが、それはそれは奥深いものでした。

みなさん、それぞれに個性的な味わい深い作品を創ってくださいまして、

それはそれはもう、

哲学であり、芸術であり、文学であり・・・
いろとりどりの感性が光り輝くものでありました。

(最終回は、写真を撮るゆとりがなく皆さんに返却しましたが)



それは、おひとり、おひとりの、


たいせつな

"いのち観"



続いて、
いのちの数や、
いのちのかたち、
いのちのつながりを探Qしていきました。



生きているあいだのいのちのつながり。

死んでからもいのちのつながり。


いきものも、いきものでないものも、いのちのつながり。




いのちは、なにいろ?どんなかたち?

二種類のいきもののいのちのバトンをみつめて・・・

どんないきものも、
いのちのバトンはほとんど同じ???


みなさん、
いのちのバトンをとりだして、

眺めてみて、どうでしたか?



今回の4回の講座での探Qが、


みなさんの 

"いのち観"

"せかい観"

"人生観"

の構築にお役に立てたのなら、

ありがたくうれしく思います。

こちらも新たな気づき、学びがえられました。
みなさん、ご参加いただきどうもありがとうございました。



190713_高学年ねばりけの感想_edited-1.jpg















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イベントのお知らせ [探Q舎]

イベントのお知らせです。

【夏休みスタート応援企画!】
探Q力をきたえよう!
「トコトン探Q ! テッテイ探Q」

じぶん探Q、世界探Qをしましょう。
生涯学習センター和室、それに近所です。

お友達とご一緒に!
あるいは敢えてお一人で?、


どうぞお気軽にご参加下さい。



■ふしぎな出会いを楽しもう!
○ちょっとしたモノ、コトとの偶然の出会いを活かしましょう。

今、ここ、での学びを大切に。
そのとき、その空間でしか学べないものがあります。
言うまでもなく、この世界、二度と同じことはおこりません。



○ヒトとの偶然の出会いも活かしましょう。

少人数にしているワケがあります。

大人も子どもも、集まって下さったメンバーの探Q力の相互作用、相乗効果を大いに楽しみましょう。
また、保護者さんにもご一緒いただければ、人間観、子ども観、子育て観など、
保護者さん同士での対話も楽しめるのではないかと期待しています。

お住まいの地域も異なる皆さんが、何かのご縁で集まれば、視野が拡がり、
また新たな発見が得られるのではないでしょうか?

普段の人間関係とはまた異なった人間関係。
このような機会に、創造される可能性があります?



お申し込み&お問い合わせ
https://www.tankyusha.com/%E3%81%8A%E5%95%8F%E3%81%84%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B-%E3%81%8A%E7%94%B3%E3%81%97%E8%BE%BC%E3%81%BF/


スライド5.jpg





■問う力を高めよう!


野依良治氏も、以下の記事 (7/25) の中で、感性、好奇心、問う力の重要性を指摘されています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190625-00010002-wordleaf-soci&p=3

いつも申しています、ウキウキワクワクQ(問い)を探し出す力、
そう、みなさまよくご存知の"探Q力"ですね。
探Q力と言ってる力には、感性も好奇心も、もちろん問う力も含まれています。





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お子さまの作品の発掘 [探Q舎]

お子様の作品をすぐさま探し出すこと、できそうですか?


今回は、偶然の出来事で、その場に居合わせていただき、ちょこっと観察させていただきました。

これがなんと、意外にも簡単ではないようなのです。

子ども達同士も親御さん同士も仲良しグループだったからなのかもしれませんが、

お三方の間で、

「これがうちの子なのかな?」

「これは、○○の字ではない気がする・・・」

といった会話がなされていました。


興味深いことには、すぐに発掘するのはむずかしいようで悩まれていて、
てれこてれこに行き渡ってしまいました。


これが兄弟間だと親御さんにもすぐに見分けがつきますよね。

もしかしたら、
今回は親同士、子ども同士の仲良しグループであったことがポイントかも知れませんね。



同じようなことを、

今度は、あまり交流がない親御さん同士でどうなるか拝見したいものです。

そのような機会があればぜひ保護者様にご協力いただいて、

探Qしてみたいものです。






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「今日は自己評価したい!」 [探Q舎]

「今日は、自己評価をしたい」と言って、
おもむろにファイルをめくりはじめて・・・。


子ども達から、自然のタイミングで自発的に振り返りが始まる振り返りと、
子ども達の様子をみてこちらから、振り返りの雰囲気を創り出す振り返りがあるけれど、

今回は、まぎれもなく前者。

振り返りの効能は体感ズミ。
ただ、何より自分がスッキリすることが分かってきたのだろう。

目がキラキラしていかにもスッキリした様子。
習慣がついてきたのか、自分の中で自ずと振り返るタイミングができてきたとみえる。
その頻度がひときわ高くなってきた。


脳の棚卸しも,
冷蔵庫の棚卸しも、
いろいろな思い出の棚卸しも・・・

きっと同じではないか。
そして,人生の棚卸しも・・・



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コミットメント (名詞、責任をもって関わること、深い関与などと訳される)や
コミットする「 動詞、委託する、引き受ける、約束する」という言葉がよく使われる。


受動的な態度ではなく、主体的に学ぶことを選択したこどもたち。
自分の学びに対する自由と責任を引き受けた子どもたち。
探Q生。


自分の学びに強くコミットする。
自分の生に強くコミットする。


「□□ちゃんは、今日は○○する!」

「よしっ! ぼくは、これ、ここまでで、完成!」

「これは、あと3時間ぐらいかかりそうだっ」

「わたしは、この作品にたっぷり時間をかけて仕上げたい。
だからふたつはやらない、ひとつにする」

などなど、自分で自分の学びに責任を持つ姿勢が高まってくる。


ひとりでに振り返りする子ども達の姿は、尊い。神々しい。
おおげさではなく、本音をいうと、時間が許すのならば、ずっと眺めていたいくらい。

身体は小さいけれど、その真剣な表情は大人と同じ。
中ではしっかりした内省力をもつ立派な人間なのだ。


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学びのテーマも、内容も、その進行計画も。

過去の教材を通して順番に見直したり、
パラパラめくったり。



「えーっと、たしか、こうなってたから・・・」

「そうそうここで、そのときこう考えたの」

「あのときやった!アレあったよね!」

「アレもっと違うやり方でしてみたい!」

「アレってもう少し謎が解けてきてるんじゃない?」(世の中ではという意味)

「うーん、いつだっけ?アレやったの。
もう一度やってみたいんだけど、いつやったのか思い出せない、うーん・・・」

「わあ、昔の自分、こんなんだ、あはははー
言ってやりたい、もっとしっかり考えろって!昔の自分に!」

「一回目から三回目まで、・・・
面白いね。うっそー!
ほんとにこんなに変わったのか?」





自分の構築してきた知識の世界。
プロセスを振り返る。

自分たちの創造物を、
まるで分身か仲良しの友達のように愛おしそうな表情で眺めちゃったりして。
振り返ることの価値を体感している子どもたち。



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構成主義による学びの考え方は、

知識を自ら構築していくもの。
自ら、知識を組み立てていくもの。
自ら、知識を創り出していくもの。


構成主義、探究、学び、自己教育・・・

これらと、ふりかえりは一心同体。表裏一体。
相思相愛なのだ。




なくてはならないもの。

探Q力。


それは、"勝手にふりかえり”をできる力、メタ認知力も含むのだ。
じぶんの学びを俯瞰的、客観的にモニターする力。


いつでもどこでも、気が向けばちょこっとふりかえり。




大人も子どもも、
日々、忙しない日常を過ごしている人の方が圧倒的に多いだろうけど、

ふりかえりがなくても生きられる人はきっと一人もいないはず。


ときに、たちどまり。
ときに、ふりかえり。
ときに、深呼吸。
ときに、ばかなことをして。
ときに、ゲラゲラと笑い合って、
ときに、静けさを聴こう。


そして、また振り返って、地に足をつけて歩もう。

地に足をつけて歩むには、きっとふりかえりが不可欠だろう。


猪突猛進に走り続ける時期もよいけど、
立ち止まって周りの世界を広く見渡したり、

自己の内面と直面するのも、なかなか悪くないもの。


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スケジュールびっしりの子ども達、
のびのびと遊びつつ楽しんでいる子ども達、
成績を上げることを重要視している子ども達。

いろいろな子ども達がいるとおもうけど、

ふと、立ち止まること。
ちょっとボーっとしてぼんやり景色を眺めること。
静かなところで考えたり、ナゾやフシギについて想いを巡らせること。
すごい勢いで組み立ててきたブロックたちの姿をときおり手をとめて確認すること。

こういうことを望まない、必要としない子ども達は一人もいないのではないか。


ひとりでにはじまる自己評価。
それは、自己教育力の向上を意味している。


自己教育の力は、元々人間に備わっている。
ココロ、ここにあらずならば、立ち止まってふりかえろう。


「いま、ここ、の学び。」
は、自分のココロの内にのみ存在する。













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公園に行くということ [探Q舎]

こういう言葉を良く聴く。


昨日、公園に行ったんだよ!

休みの日に友達と一緒に公園で遊んだんだよ!

探Qで、公園に行きたい!

今日は、外に行きたい!

外に行きたい!

次は、小学校の運動場で観察したい!


このようなセリフは、こちらが知っているほぼ全ての子ども達から発せられる。


外で遊ぶ機会がほんとうに激減しているのだなあとつくづく思う。



近所の公園で遊ぶこと、そんな素朴な、たったそれだけのシンプルなことが、
現代の子ども達にとって、それほど貴重なことになっている実情。

そうか、現代の子ども達にとって、公園はそんなにハードルが高い存在なのか・・・


心が痛む。



今度、ぜひ公園で探Qしよう。
できること、きっと沢山ある。新発見もあると思う。


今や、子ども達にとって、身近な存在ではないかもしれない公園。

地域の公園という存在をあらためて見直そう。



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不思議なことばかり

こちらは何も問うてはいないのだけど、


頭の中、

ふしぎなことばかりで楽しそう。


お家で撮影された写真をこちらで、一緒に選んで印刷。
そのとき、透明の容器が被写体に含まれていたのだけれど、
透明なものはどのようにして印刷されているのかとてもふしぎに思ったよう。


プリンタの中のインクを見せて、
4色だけしか使っていないことを一緒に確認。


どうして、どうして?

白はどうして、こういう色から作るの?

透明はどうなっているの?

えー!となった。

ふしぎ、ふしぎとくり返しながら、
最後は、からだをぐねぐねくねらせて・・・

頭も同時にグルグル回っている。



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Youtubeで調べたけど、

人によって、実験の結果が違うんだけど、どうしてなんだろう。

気になる、気になる。

結果が、正反対なの・・・

なんでかな?

どうなっているのか、わからないんだけど。
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公園で友だちと遊んだときに、めちゃくちゃ蚊に刺されたんだけど、

かいてる時はかゆくないのに、かくのをやめるとすぐにかゆくなるのはどうして?

足も手も蚊に刺された痕だらけ。
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次々とぎもんが出てくる子ども達。



謎や疑問が沢山ある子どもたち。

まあ、なんと幸せそうなことだろうか。






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宿題のアレンジ [探Q舎]

宿題のアレンジをされた親子のお話です。


以前の講座にご参加下さった素敵な親子。
随分前、宿題の話題になり、
何度も何度も同じところをくり返さなければならない計算ドリル、
漢字ドリルのお話をしていました。
その宿題をきちんとこなすには、大変な時間と労力を要し、
ご家庭の貴重な時間にしわ寄せがくるとのことでした。


お子様の日々のご苦労を目の当たりにして、
とうとうお母様ご自身が実際に漢字ドリルや計算ドリルに挑戦されることに。
かかる時間や労力がどれくらいのものか実際に試されたのです。

そして、それはそれは大変だということを実体験されたお母様は、
担任の先生に宿題のアレンジを交渉されました。

情熱的な想いのもと、交渉は成功にいたります。

親子で決められた内容は、このようなものだそうです。

ドリルづくしの宿題に代わり、
漢字の塗り絵を取り入れ、
お絵かき文章問題を取り入れ、
漢字一文字を使った日記を記入したり、
音読は、教科書や本、どの分野でもOKにしたり、
といった具合に上手にアレンジされたということです。



自分の学びへの自由と責任。
"学びは与えられるものではない、課されるものではない”
"自分の学びは自分で創り出すもの"、という強い意志が感じられます。


感動しました。


もちろん、根拠がしっかりしていて,説得力ある交渉をされた親子の力強さあってのことですが、
担任の先生も理解があり、あっさりOKというご判断、素敵だと思いました。
このような、柔軟な対応をされる先生がもっともっと増えてくると嬉しいですね。



お子様ご本人。そして親御さん、保護者さん、担任の先生。
どのような立場でも、物事の本質は何か、何が一番大切か、を的確に判断できる力が求められると思います。


また、どのような立場でもはなから諦めず、出来るかぎり自分の考えを大切にして行動することが重要ですよね。習慣的に受け入れてしまっているシステムも、改めてゼロから問い直す重要性を示しています。


改善,改革のこころを忘れずにいたい、そのことをこちらの親子は思い出させてくださいました。




こちらのお母様のレポートの中のコメントです。

「宿題の時間が大幅に減ったので
遊ぶ時間をたくさん確保できております。」


素晴らしいと思います。


以下は、わたしが"遊びと学びとの密接な関係"について申しあげたときのお返事です。


「学びが遊びに欠かせないなんて
これ以上に嬉しいことはありません。
今後もたくさん遊んでいきます。」


のびのび楽しんで学ばれているお子様のお顔が眼に浮かびます。
今回の交渉成立によって、
遊びの時間はもちろんのこと、
ご家族での対話の時間や、団欒の時間も確保されたことでしょう。


お子様ご自身が自分に課した宿題ですから、
それはそれはもう有意義な学びの時間になること間違いなしですね。


身につく学びをギュッとコンパクトにつめて、豊かな遊びの時間も確保。


今後益々のご成長が楽しみです。

お母様、素敵なお話を教えていただきありがとうございました!
また、いろいろとお話聴かせてくださいね。


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小学生と中学生のスクランブル [探Q舎]

小学生と中学生の
スクランブル


初対面。化学反応のはじまりの予感。
興味津々。

スタート。
初対面だから、自己紹介。

すぐに、授業に入る。

年下さんが「こういうの嫌いっ!」といって放り投げた課題。
年上さんは、「想像する系大好きだから、これはすぐやりたくなる。」と意気揚々と取り組む。

それぞれ、好みが違う中、

「自分は、これ嫌いっ!」
「自分は好きだなあ」

と、初対面で、はっきりと自分の好みを言える子ども達。





授業スタート数分後、年上さんの学び方に興味をもち、
鋭い眼で食い入るようにみつめていた年下さん。
それは、瞬く間に尊敬の眼差しへと変わった。

そんな姿をみて、刺激を受けたようで、座り直していささかシャンと姿勢を正した年下さん。
兄弟姉妹のいない一人っ子の年下さんにとっては、自分が全く魅かれない課題にノリノリで取り組む
年上さんの清々しい姿に、若干くぎづけになっていた模様。
すごいなこの年上さん・・・と頭の中で言っているような表情で。

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一方の年上さん。
温かな眼差しで距離感をはかりながら、包み込むように。
年下さんを大切にしてさりげないフォローをしたり慈しんでいた。

年下さんの1つ目の課題では、ほんの少しヒントを出す
(年上さんも1つ目の課題の途中だけど・・・)。

2つ目の課題では、先回りして、どんどんやってしまい年下さんの進み具合に気を配る。
(自分の2つめの課題をそっちのけで)
考え悩んでいる年下さんが気になるようで、手を差し伸べたい気持ちが全面に現れる。
多少、年下さんのパワーにおされ気味だったのかもしれないけど、
末っ子の年上さんにとっては、見守り甲斐がある年下さんだったのかもしれない。



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どっしり構えた年下さんと、優しい眼差しでサポートする年上さん。
とりわけ年上さんは、時間とともに年下さんと絡みたいという気持ちが高まり、
年下さんの存在に心が揺れたように見受けられた。良い意味で翻弄されたというべきか。
自分のことよりも若干年下さんの学びを優先して、
つかの間の兄としての立場を楽しみたい、そんな気持ちが伝わってきた。


初対面でありながら、なかなか良い兄弟姉妹の擬似体験になったのではないかな。

恥ずかしがりの面もありつつ、
そこにはほとんど直接の会話はないというのに、
あっという間に、たしかに強固な絆がうまれたようにみえた。



年上さん、年上さんが一丸となって、こちらに向かってきて。
異口同音に反抗期、反抗期と声をそろえて、
なぜか、いつも以上にめちゃくちゃ強気に攻撃された。

小学生さん、中学生さん、

いつも以上にパワフルによってたかって、厳しい攻撃。




異年齢パワーおそるべし。
降伏。

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探Q生曰く、ハーフ&ハーフらしい [探Q舎]

模造紙を使って作品を創っていて、

レイアウトやら,色分けやら、何かとどうしよう、どうしようとつぶやきつつ、
名前も、ニックネーム、ハンドルネームにしようか、本名にしようかまよいつつ、
それぞれの文字の大きさも、離れてみては、近づいてみては、納得行くまで
こだわってる様子。


そして、おおまかな構想ができたようで、

「今日はねころんでやりたい気分♪」

「どうぞどうぞ、ご自由に一番楽しい姿勢でどうぞ!」

「やったあ」
「全然、塾じゃないみたい・・・」
「あはははー」

「じゃあ、何みたい?」

「遊び、遊び」

「ああ、でも、ちょうど半分半分かな。」

「うーん、遊び二分の一、学び二分の一」

「それにリビングだし、ふつうの家だしね」

「全然勉強してる感じじゃないし、いつ踊ってもいいしね」

「塾じゃないみたいで楽しいね」

まねして、ちょっとねころんでみた。
「まねされた」
「そんな塾の先生いないよー」などとけっこう受けて。

「探Q舎には、先生はいませんよ。おほほ」

「これまでもほとんど教えたことないものね」





こちらからは、遊びが学びに、学びが遊びに、
なんてキーフレーズは全然言わなかっったんだけど、

あれまあふしぎ、

子どもたちは、
こちらがこれまで聴きたかったセリフを、さりげなく言ってくれた。


そっか、ハーフ&ハーフなのか。

新発見。

これまで恐ろしくて・・・
聴きたくても、聴けなかった遊びと学びのバランス。

けっこう理想的ではないか?





最後は、"あそびごころ"っていう言葉を妙に気に入って使っていたようだ。


子どもたちののどから発せられる、この澄んだ言葉は、ひときわ、
あ                        ろっ    と弾んでいて聴くのが心地よい。
                      こ
         び  ♪   ご     
  そ



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