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探Qの体験と理論の理解 (共にお届けしたい! ) [探Q舎]

公共施設での講座での共同作品は分けることができず、
写真をお渡しして、実物を持ち帰って、探Q舎の探Q生たちに見えるように置いておきました。

「これ、何したの?」
「どんなことしたの?」

といった感じで、興味津津のご様子でした。

授業と、講座の内容は異なっており、
実は、探Q生たちがやったことのないものがほとんどです。

「へー!」

「そういうこともしてるんだ」

と関心があるようです。





今回、お一人探Q生が講座にもご参加くださいました。
普段から探Qに接していることが、どのような影響を他の子ども達にもたらすのか、
興味深かったのです。


普段の授業以上に強気だったような、自信が全面に出ていたような印象を受けました。
同時に、遊び心を発揮するゆとりも大いに感じられました。




公共施設での講座も3年目に突入しており、
探Q生でなくても、講座のリピーターが出てきました。


良くも悪くも、このリピーターの存在が鍵になっています。
いろいろな校区から集まり、初めて一堂に会するメンバーたち。

講座の第一回目がポイントなのですが、
そこに、探Q経験者の存在の有無が予想以上にその後を左右することがわかりました。

一回でも探Qの経験があれば、それだけ変わるんだと驚きました。





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今後、どのように進めるか計画を練っています。
一つは、大人の探Qです。


大人が重要性をご理解くださったら、お子様にも探究の学びが手に届くからです。
保護者さんが探Qの学びをのパワーを体感されないかぎり、
お子様にこの学びをお届けすることが出来ないのです。



これまで、
親子でご参加くださる皆さん。
お子様だけでご参加くださる皆さん。

それぞれでした。



正直のところ
探究学習は、実はものすごく奥深い世界なのでその学びについて簡潔に説明するのがかなり困難です。
まずは大人の方にも、探Qを実体験いただくことが大切です。
体験後に理論、おそらくこの順番がよりよいでしょう。


今後は、大人のみなさん、お子様をお持ちでもお持ちでなくても、
生涯教育、自己教育という視点から、ぜひ探Qいただきたいです。


大人のみなさんには、
探Qの学びについて、「実はこういうことです」という理論の方も、
少しずつ、お伝えして行く重要性を感じております。


探Q舎の探Qの学びにご興味ある方は、お気軽にご連絡ください。
一緒に、探Qについて探Qしましょう。

以下のHPから、どうぞ。
https://www.tankyusha.com/%E3%81%8A%E5%95%8F%E3%81%84%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B-%E3%81%8A%E7%94%B3%E3%81%97%E8%BE%BC%E3%81%BF/









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探Q力をきたえよう!終了 [探Q舎]

今期の市民企画講座「探Q力をきたえよう!」終了しました。

今回は、低学年と高学年コースに分かれて実施しました。
それぞれ、合計4回のコースでした。



みなさん、


ものごとの みかた、

世界の かんじかた、

自然との ふれあいかた、

人との つながりかた、

変わりましたか?


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探Q力 (Qを探し出す力) をきたえる!!


すべての人間は、探Q人でしょう。

科学者たちのリアルな研究も、
ビジネスパーソンのお仕事も、
子育ても教育も、

人生の探究もそうでしょう?


問いがいのち。
問いはいのち。

こどもたちは、講座の中で、

あらためて身近で具体的なものごととご対面。


「いま、ここ」において、
自分たちで自ら問いや仮説を立てました。


低学年さんも、高学年さんも、
それぞれ、沢山の問いを出してくださいました。
その内容は多岐にわたり、教科の枠を飛び越えていました!!
学校の教科以上に多い学問分野をまたいでいました。


グループの中で、
話し合いながら、同じQ、似た者同士のQを集め、
Qの整理整頓をしました。


続いて、具体的な活動 (実験、観察、測定など) に移って行きました。



実験では、実験前の計画と、実験中の操作の大切さを学びました。
条件をそろえること、
順番や方法が大切なこと、
同じ実験をくり返す必要があること、
実験する人が変わっても同じかどうかが大事なこと、
などなど学びました。

「まさか、こんな結果になるなんて!」
「思っていた結果と違ったのはどうしてか?」
「へー、今まで知らなかった」
「なるほど、そんな深いワケがあったのか!」


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■1回目 :やわらか頭で、どんどん探Q
わたしたちは、身近なものでもほとんど何も知らないのではないでしょうか?
実物を手にして、たくさんのQを探し出します。

普段からよくお世話になっている食べ物。
であるにも関わらず、
実のところ、わたしたちは、そのものの存在についてほとんど何も知らないのです。



みなさん、どうですか?
問いをどんどん出して、それらに真っ向勝負して解決して行くという行為は、
ふだん、それほどなされていないのではないでしょうか?

たしかに、それはパワフルな活動です。


思い思いに探Q。
みんなで集めたたくさんのQたち。
今、ここですぐに解決できるものからどんどんやっつけていきました。


発見。
もののかたちやいろには、
ワケがあった!ヒミツがあった!


道具を活用しかしこく解決する方法を考えながら、活動していきました。
時間とエネルギーをかけてQと対決する楽しさ、
知恵をしぼり出す心地よさ、
学ぶということの奥深さに気づいていただけたかなと思います。


それは、
ファストスタディーや詰め込み学習では決して味わえないものでしょう。



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■2回目:ものの性質
1回目と同じく、身近なものを沢山使って性質を比べました。
今回は、すぐには目で見えない性質に注目しました。
そのままではすぐに確かめられない性質を、どのように確かめるのか方法を見出す必要がありました。

ものの性質を知らないまま、お世話になってばかりいるものたちを集めて実験です。

直接口に入れてきたものを、手でさわってみるとこんな手触りがするんだっ!、
こんなに温かく感じるんだ・・・って驚いたりしますね。


グループで実験するからと、多めの種類を用意しました。
高学年さんにはちょうどよかったみたいですが、低学年さんには少しハードルが高かったでしょうか。
少し欲張ってしまいましたか。


190714_高学年ねばりけ写真.jpg


190714_低学年ねばりけの写真_edited-1.jpg



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■3回目:五感ことばの探Q

五感で感じたことを言葉にする楽しさを再認識しました。
豊かな感性、情緒ある表現力をふくらませました。

また、ふだんは人間としての視点ばかりですが、

無生物、植物、動物の気持ちになって、かれらの立場だったら、この世界がどのようなものか、
どのような生活になるのかについて考えました。

たくさんことばを集めて、
ホワイトボードにぎっしり世界観をつめこんで。


言葉のあつまりから、
それぞれの世界をあらためて眺めてみました。

言葉の世界から、この世界を見つめ直すことにより、
新発見があります。

見える化のパワーですね。


テーマをもう一つ後半に行なう予定でしたが、
この言葉集めが予想以上に盛り上がり、ノリノリでしたので思い切って時間延長しました。

その分、後半のテーマでは少し時間が足りなかったですね。

そんな中、とある5歳のお子様が、

「これ、お家で続き全部やってみるっ!!」と大声でおっしゃったのが印象的でした。

お家で、
ご家族皆さんで探Qいただけるようになることがほんとうの願いですから。


「こどもたちは、ほんとうはことばが大好きだよね、ことばと仲良しだよね。」
確かにそう実感することができた3回目の講座でした。


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■最終回:いのちの探Q


みなさん、いのちのイメージはどのようなものですか?
最終回ですから、デデン!!と大きなテーマにしました。


いのちのイメージを最初に思い起こしました。
これが、それはそれは奥深いものでした。

みなさん、それぞれに個性的な味わい深い作品を創ってくださいまして、

それはそれはもう、

哲学であり、芸術であり、文学であり・・・
いろとりどりの感性が光り輝くものでありました。

(最終回は、写真を撮るゆとりがなく皆さんに返却しましたが)



それは、おひとり、おひとりの、


たいせつな

"いのち観"



続いて、
いのちの数や、
いのちのかたち、
いのちのつながりを探Qしていきました。



生きているあいだのいのちのつながり。

死んでからもいのちのつながり。


いきものも、いきものでないものも、いのちのつながり。




いのちは、なにいろ?どんなかたち?

二種類のいきもののいのちのバトンをみつめて・・・

どんないきものも、
いのちのバトンはほとんど同じ???


みなさん、
いのちのバトンをとりだして、

眺めてみて、どうでしたか?



今回の4回の講座での探Qが、


みなさんの 

"いのち観"

"せかい観"

"人生観"

の構築にお役に立てたのなら、

ありがたくうれしく思います。

こちらも新たな気づき、学びがえられました。
みなさん、ご参加いただきどうもありがとうございました。



190713_高学年ねばりけの感想_edited-1.jpg















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