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絶滅危惧種を知ろう [リサーチ]

自然は好きですか?生き物は好きですか?

もしも、この地球に人間しか住んでいなかったととしたら・・・・
ちょっとつまらない、そんなどころではありません。

生き物があまり好きではないという人も、
植物からは栄養も、植物が産生した酸素ももらっています。
動物からは貴重な命と栄養をもらっています。


今回は、動物です。
好きな動物は何ですか?
みなさん、お好みはいろいろだと思います。
初めて動物園に行った時、最も衝撃を受けた動物はなんだったでしょうか?
ライオン、ゾウ、チーター、パンダ、それともキリンでしょうか?


今回は、絶滅危惧種 に関してです。

絶滅とは、文字通り、
地球上から生物の種がいなくなってしまうこと。

【絶滅危惧種について】

2016年秋のデータによれば、
世界の野生動物の数が1970年時と比べて58%減少したと推計された。

ロンドン動物学協会(ZNL)と世界自然保護基金(WWF)がまとめた報告書「生きている惑星」は、
現在の傾向が続けば、
脊椎動物の数は2020年に3分の1になる可能性があると警告している。
推計によると、湖や河川、湿地帯に生息する野生動物の減少が最も激しいという。
生息域の縮小、野生動物の取引、汚染、気候変動など人間活動によるものが原因だとみられている。

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自然保護に関する世界最大のネットワーク、IUCN(国際自然保護連合)。
2016年12月、IUCNの絶滅危惧種掲載リスト (レッドリスト)にキリンが加えられた。

陸上動物で最も背の高いキリンの生息数は1985年では、およそ15万5000頭
いたものが、2015年にはおよそ9万7000頭まで減少した。
これまでは、軽度懸念になっていたが、過去3世代のうちに生息数が3割以上減少したことにより、
2016年「絶滅危惧2類」に引き上げられた。

専門家によると、
サファリに出かければキリンはあちこちにいるため、これまでキリンは注目されなかったという。
しかし、実際には、あまりに短期間に激減したという。


最近の研究では、キリンは4つの異なる種で構成されている可能性があると分かっているが、
種類によっては、400頭まで減っていると言う (2016年12月現在)。

原因はいくつかあるが、人間の影響がほとんどである。
密猟、人の侵入による生息地の縮小、戦乱の影響 (兵糧になる)など。

トラ、ゾウ、サイ、ウミガメ、パンダ、ホッキョクグマ、オランウータン
などは、よく知られている絶滅危惧種だが、
キリンは認知度が低いという。

親しみのある動物は、数が多いと錯覚される危険性がある。
専門家であっても絶滅危機にある状況を見過ごしがちになってしまうという。
多くの動物が気づかれぬままに絶滅へ向かうスピードはおそろしく速い。


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2016年9月現在
レッドリストには、最も絶滅の恐れが高い3つのカテゴリーに、
2万種以上の野生生物が記載された。

動物  12,316種
植物  11,577種
その他    35種
合計  23,928種

ほ乳類、鳥類、両生類の研究が比較的進んでいる。
魚類や無脊椎動物などは調査が充分ではない。
調査が進むにつれ、絶滅危惧種は激増するであろう。

ほ乳類 ・・・存在が知られるほ乳類は約5,500種のうち、1,208種・・・20%以上が危機
鳥類 ・・・存在が知られる一万余種のうち、1,375種・・・10%以上が危機
両性類 ・・・ 存在が知られる約7500種のうち、2,063種・・・25%以上が危機


一説によると、年間約4万種の野生生物が、人間が原因で絶滅しているという。
地球の歴史上、第6回目の大量絶滅が非常に速いスピードで進行している。

(過去5回の大量絶滅の原因の多くは、
地球環境の変化や、生物同士の生存競争によるものである。)





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