SSブログ

○○○ドリルは百害あって一利なし [記事]

恐ろしいニュースを聞きました。

○○○ドリルとかいう漢字ドリルが小学生の間で流行していると聞きました。
皆さまのなかで、この三文字に何という言葉が入るのかご存知の方も多いかと思います。
全ての文章の中に、"○○○"という言葉を使われている漢字ドリルとのことです。

これまでこのニュースを知らなかったのですが、教育の重要性、恐ろしさ、人間への影響力を全く知らない無知な人たちが作成した教材だと思います。

3018もの全ての例文の中には、"○○○"という言葉が使われています。

文章だけでは飽き足らず、さらに驚いたことには、○○○先生が登場し○○○にまつわる解説で教えてくれるそうです。

【玉」の覚え方
「王さまに 、(てん)のような ○○○がついて 玉に なる」とおぼえるのじゃ!】

制作サイドは、
こども達が笑いながら勉強できる
こども達が楽しんでできる
こども達が集中できる
こども達が盛り上がる

と言っています。

果たして、本当でしょうか?
いいえ、とんでもないことです。
本質的に子ども達は、低俗な人間ではありません。もっと高尚な人間です。
センスは大人と同じ、いやそれ以上にハイセンスな人間が子ども達です。
そして、子ども達は、本質的な学びを知っているもっとハイレベルな人間なのです。


もちろん、○○○と言う言葉が好きな時期はありますけど、全ての文章に○○○という言葉を使うことで、子ども達のこころはほんとうには喜びません。

これは、あまりにも子ども達を馬鹿にしていると思います。
子どもの可能性をつぶすことに直結します。
子ども達は感性豊かです。
最も多感で素直な小学生の時期に、このようなドリルを使ってしまうと、せっかくの可能性がつぶされてしまうことでしょう。

大人が、子ども達にこのドリルを与えることは、一過性の"○○の一つ覚え"ですめばまだ良いです。
さらには洗脳、刷り込みに近い状況にならないという保証はどこにもありません。

何も学べないどころか、返って子ども達の豊かな感性をつぶすものです。
浅はかな考えのもと、安直に作成された教材を使用することは、子ども達の可能性を潰すことに繋がります。
保護者のみなさんには、ぜひとも、子ども達の健全な教育環境を守ってあげてほしいです。

日本全国の教育従事者たちは、一体何を考えているのでしょうか。
なぜこのようなことを黙認するのか全く理解できません。
全力で批判し、この暴挙を阻止するのが、教育者の立場であると思いますが違うのでしょうか。
もしも、自国で判断できる力がないならば、世界の公的な教育機関にインタビューしてみてはいかがでしょうか。

====================================================================
言葉や言語を学ぶということは、どういうことなのか。
漢字を覚えるということは、どういうことなのか。

もう一度、見直していきましょう。

日本語の

美しさ、
奥ゆかしさ、
奥深さ、
精巧さ、
繊細さ、
簡潔さ、
音の響き、
リズムやテンポ、
言葉からの美しい情景や世界、イメージ

"死んだ言葉"ではなく、"生きた言葉"を学ぶのが本当のことばの学問です。

受け取った言葉や文章から、理性や感情を通して、心に浮かび心に届くもの。
子ども達には美しい日本語、声に出して読みたい日本語にこそ触れてほしいです。

古来より、言霊という言葉があります。
言葉には、魂が宿ります。

これだけは申しておきます。
○○○ドリルはやめておきましょう。

百害あって一利なし、これが探Q舎の考えです。
子ども達のために、ほんとうの学びを探究しましょう。

ほんものの学力を探究する探Q舎より緊急のお知らせでした。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。