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「教師の自己成長と教育カウンセリング」諸富祥彦著 図書文化 [読書]

「教師の自己成長と教育カウンセリング〜教師の人生はミッションとパッションだ」
諸富祥彦著 図書文化  2017

教師は、ミッション、パッション、レスポンシビリティーをもて。全く同意見だ。
どの言葉も大好きだ。

アドラー、フランクル、マズローの心理学の基礎のおさらいもできた。
教師として本気で生きよ、全く同意見だ。
教師として以前に、人として本気で生きよ、だ。


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これは、重要だと思ったワークが紹介されていた。
これまでの人生を見つめ直すライフラインの描き方のちょっとした工夫。

一般的なライフラインは、とてもいいことがあった時代に100点をつけ、
いいことがなかったら0点をつけて一連の人生の流れを幸福度に着目して振り返るものだが、
こちらの本では、良い事があったか、悪い事があったかではなく、
その時の人生の濃密度で表すというものだ。

心が濃密であったか、満たされていたかに焦点をあてて振り返る。
基準はプラスマイナスゼロで、幸福を100として絶望を−100とする。
人生の濃密度は、ぐるぐる巻きの線 (ボールペンや万年筆の試し書き、あるいは昔の黒電話の電話コード??古い例えだ、若い人は分からない。。。) で表す。

したがって、どん底の時代でも濃密であることもあれば、
平穏無事でも成長に乏しく薄っぺらな時代もあるということになる。

この幸福度と濃密度を同じ、ライフラインの図の中で同時に視覚化する方法は面白いと思った。

教師対象の激励ブックだけれど、このライフラインの描き方はみなさまにお薦めできる。
逆境を乗り越えた後、自分の人生を振り返れば、
あのどん底時代にこそ、じっくり立ち止まって、深く考え、多くを学ぶことができたという
濃密なときがほとんどの人には存在するのではないだろうか。

濃密度に着目すると逆境も順境に負けていないように思える。
重要な事は、無駄なときなんて いっときも ないということだ。





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