SSブログ

あなたのふしぎに向き合いましょう〜「ふしぎ」金子みすずの詩 [リサーチ]

「ふしぎ」
      金子みすず

わたしはふしぎでたまらない、
黒い雲からふる雨が、銀にひかっていることが。

わたしはふしぎでたまらない、
青いくわの葉たべている、
かいこが白くなることが。

わたしはふしぎでたまらない、
たれもいじらぬ夕顔が、
ひとりでぱらりと開くのが。
 
わたしはふしぎでたまらない、
たれにきいてもわらってて、
あたりまえだ、ということが。

====================================================================

教科書にも掲載されていましたし、
どこかでご覧になった方も多いかもしれません。

私たちの世界には不思議が溢れていることに、
あらためて気づかされます。
あなたの不思議は、なんでしょうか。


アンテナに触れたそのときに、
あれっ?と感じたそのときに、

もう一歩グッと深めることができるように、
機会を逃さず、サポートできたら嬉しいです。

そのとき、その場で、出会った不思議。
その一瞬を生かせるかどうか、
運命の分かれ道かもしれません。

nice!(0)  コメント(0) 

京都市立堀川高等学校 井尻 達也先生の講義 [リサーチ]

京都市立堀川高等学校 井尻 達也先生

JAXAに就職後、宇宙ステーション「きぼう」の開発などに従事され
その後、教員に転職されたという珍しい経歴をお持ちの井尻 達也先生。

京都市立堀川高等学校といえば、探究学習を時代に先駆け実践し教育成果を創出している
最も有名かつ人気の高い高校のうちの一校です。
先生も転職後、教授法に悩まれた時期もあったそうですが、
生徒が自ら主体的に学ぶアクティブ・ラーニングに出会われ、
その後、積極的に教材の研究開発に関わり、現在に至るそうです。


休息を兼ねてゆっくり動画を見てみました。

京都大学 教育課程論Ⅰ「探求的な学習の実践」
京都市立堀川高等学校 井尻 達也先生 
2016年12月7日
https://www.youtube.com/watch?v=0692QaoFK_s


少し長いのですが、ご興味ある方は、ザッと目を通されるだけでも発見がありそうです。
"探究"は、決して将来の研究者や科学者たちだけのものではなく、
すべての人に必要なものではないでしょうか。



科学の世界だけではなく、
ビジネスマンでも経営者でも、
地域の問題を解決するためのサークル等の組織でも、
ママ友同士の会合でもきっと、
それは必要なのではないでしょうか。

高校生の授業ですので、もちろん、小学生さんには早すぎる内容も含んでいます。
しかしながら、探究の本質的な部分や、そのメリットは小学生さんに対しても
同じように伝えることができるでしょう。
少し工夫すれば、コアな部分をそのまま小学生さん仕様に
再構築して伝えることができると考えています。


大学生になる前に、社会人になる前に、このような質の高い生きた教育を受ければ、
大学での学業をより濃密なものにできますし、
大学に行かない場合でも、社会人になったときに、実社会の中で、
探究学習の効果を直ちに生きたカタチで発揮できますね。

ほんとうにつかえる、身になる教育がそこにある、
生きた"探究"がそこにある、
活かせる"探究"がそこにある、

これが重要ですね。


nice!(0)  コメント(0) 

ラーニング・パターンのご紹介_井庭崇先生 (慶応義塾大学) [リサーチ]

今、猛スピードでおこる技術革新、
地球上の多様な問題の山積、
社会は大きな過渡期に立たされています。

昨日の知識が今日は全く役立たない時代に、どうやって学んで行ったら良いのか。
詰め込み型ではなく、創造的な学びをいかにして行うのか。

これからの社会を担う子ども達には、
どのような知識が求められるのか。
どのような学びが求められるのか。

あらゆる学問分野の根源にあるもの、
それは学び、それ自体の理論。
知の理論。
学びの理論。


知的活動とは何か。
知識とは何か。
学びとは何か。

学びの原点に立ち返ることが求められていると思います。
学びってなんなんでしょうか。
果たして、現在のところ、学びのメカニズムはどれくらい分かっているのでしょうか。


世界中で、教育が大きく見直されています。
かねがね、探究学習を探究する中で実践とともに理論も深く探究し、
両者を連携させたいと奮闘しております。

前輪、後輪のように実践も理論もどちらも重要です。


====================================================================
そのような中で、学びのヒントを与えてくれるツールをご紹介します。
よりよい学びのコツを提供してくれる、"ラーニング・パターン"カタログです。
2009年のものらしいですが、私、これまで知りませんでした。

以下の、井庭崇先生 (慶応義塾大学)のサイトです。
http://learningpatterns.sfc.keio.ac.jp/
イラストもとってもかわいくて、癒されます。

このラーニング・パターンは、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の
「ラーニング・パターン・プロジェクト」(学習パターン・プロジェクト)
によって作成され、2008年春、有志の学生さんたちによってなされたとのことです。
とっても良いプロジェクト&ツールですね。
どんな世代でも、おひとりおひとりの方法で、有効に活用できるツールなのではないでしょうか。














nice!(0)  コメント(0) 

市川力先生のご紹介 [リサーチ]

今回は、東京コミュニティスクール の初代校長先生、市川力先生のご紹介です。
東京中野区にある小学生対象のオルタナティブスクールで、探究学習の実践が有名です。

2004年開校の東京コミュニティスクール、最近どんな感じなのかなあ、とふと頭に浮かんで少し探してみたところ、この春、市川校長先生から新しい方に変わっていました。
開校当初からこの3月まで校長を勤め、探究する学びを先駆者の一人として
開発・実践を続けられてきた市川先生。

どうやらこの春、市川力先生は、新たに"探研移動小学校"なるものを創られた模様です。
新たな活動をスタートさせ、学校外で大人と子どもがともに探究する場を創りだすプロジェクトを開始されたもようです。探究を日本全国、そして世界へと広く普及させるため全力を尽くされるようです。
また、教育界に新たな風を起こすために、世界中の人々をつなげるグローバルコミュニティ『ABLE』を主宰されています。


市川先生は、アメリカにて在米邦人のための学習塾を設立し、13年間日本語指導をされていました。
2003年帰国後、著書『英語を子どもに教えるな』(中公新書ラクレ)を出版されました。
市川先生の人間像にご興味あれば、ニコニコ笑顔での講義や対談が動画で見られますので、
検索してみてください。
大学では、心理学を専攻されましたが、そのときの恩師との出逢いと、学びとは何か・・・のような当時としては先鋭的な独特の授業 が後の市川先生に大きな影響を与えたそうです (ご本人談、Youtube)。


『探究する力』(知の探究社)
市川先生の実践されてきた探究ってどんなもの?って、
ご興味をお持ちでしたらぜひ読んでみて下さいね。

もうすぐ新書も出るといううわさですので、ぜひ読んでみたいです。

注意)お目にかかったことはございません。
勝手に一方的に尊敬しつづける、憧れの存在です。


nice!(0)  コメント(0) 

地方自治体の個性 [リサーチ]

それぞれの地方自治体の個性が面白いです。

美濃加茂市、可児市、各務ケ原市、多治見市、岐阜市、関市、犬山市

地方自治体によって、けっこういろいろ違っているんですね。

必要に迫られて、少し調べてみたり、問い合わせたりしてみました。

地方自治体も、ひとりひとりの人間のように個性溢れています豊かです。
勉強になりました。
nice!(0)  コメント(0) 

トニー・ワグナー氏のトーク「遊びから情熱、そして目的へ」 [リサーチ]

今回は、米国のTony Wagner トニー・ワグナー氏のトークをご紹介します。


彼は、教員、教育改革の提唱者(ビジネス界のリーダー)、保護者の間に教育に関する対話が殆どないことを嘆き、教育改革を支援しています。国の内外を問わず学校や教育関係者にアドバイスしています。
米国も、日本と同様に教育改革が繰り返されるものの、苦境を脱せぬまま
苦戦を強いられている状況があり、日本と共通した教育問題を多く抱えているようです。

動画は14分ほどです。
http://www.ted-ja.com/2013/04/tedxnyed-april-28-2012-tony-wag.html
特に、12分を過ぎた辺りから、最後の3分ほどのところをおすすめします。

若き革新者たちはどうやって生まれて来たかの調査をしたところ・・・・・
学習の動機付けは、世の中に貢献したいという情熱から。
遊び→情熱→目的というパターンです。
親も先生も探求型の遊びを多く与えてきた。というお話しです。


探Q舎の信念、方針と一致する部分が多いですので、
ご興味のある方はどうぞご覧下さい。

===================================================================

Tony Wagner トニー・ワグナー氏
ハーバード大学イノベーション研究所研究員。
ハーバード大学テクノロジー・起業精神センターの第一号イノベーション教育フェロー、
およびハーバード大学変革リーダーシップ・グループ研究所の創設者・共同ディレクターを歴任。
米国マサチューセッツ州ケンブリッジ在住。

十数年、英語と社会の専任教員としてハイスクール勤務
二年間、校長
六年間、非営利団体で勤務
二十年以上、ビル&メリンダ・ゲイツ財団のシニア・アドバイザー
nice!(0)  コメント(0) 

フィンランドの教育輸出がますます活発に [リサーチ]

人口550万人の北欧の国フィンランド。
世界各国から注目の的で有り続ける教育先進国。
子ども達の高い学力については何度かブログでも以前取り上げた。
子ども達の学力は、常に世界トップクラスだが、国際調査の順位は重要視されていない。
順位を上げることが、教育の目的ではないから当然である。


教育先進国として、海外のニーズに応えるため
2016年から、「教育輸出大使」が任命され、諸外国への教育輸出を担当している。
就任後半年間で、国内の100の教育関連企業・団体と関わった。


諸外国の教員養成プログラムや教育改革センターの設立など、
海外向けの教育事業を数多く展開している。

2014年は、教育関連の収益は約337億円。
今後、ますます海外の教育市場を開拓・拡大し、収益が上がる見込みだと言う。


フィンランドの国としてのモットーは、
"世界の先端を走り、世界のリーダーとして世界に貢献すること"だという。
人口550万人の国から、これからも教わることが多くありそうだ。


以下、Wikipediaより。

フィンランドはOECDレビューにおいて「世界で最も競争的であり、かつ市民は人生に満足している国の一つである」と2014年には報告された。
フィンランドは、収入、雇用と所得、住居、ワークライフバランス、保健状態、教育と技能、社会的結びつき、市民契約、環境の質、個人の安全、主観的幸福の各評価において、すべての点でOECD加盟国平均を上回っている。



世界のちょっと変わった税制をみてみよう [リサーチ]

1) 脂肪税
2016年には世界保健機関は、砂糖が添加された清涼飲料水に20%以上の課税を行えば、肥満、糖尿病、虫歯を抑制するような消費の削減が可能であると提言している。

・2010年、ルーマニア「ジャンクフード税」
・2011年、デンマーク 「脂肪税」 飽和脂肪酸が2.3%以上含まれる食品に対して、飽和脂肪酸1キログラムあたり16クローネを課税、一年間の実施
・2011年、ハンガリー「ポテトチップス税」砂糖や塩分の多い飲食品に課税
(4人に1人が肥満の国、近隣諸国の安い国で買うなど、あまり効果が得られず廃止)
・2011年、フランス「ソーダ税」砂糖の添加された炭酸飲料に課税
・2017年、ポルトガル 砂糖の添加された飲料に課税
・2018年4月より施行? イギリス 導入する子供の肥満防止のための砂糖の添加された飲料への課税案があり、メディアは砂糖税と評した。税収は、子ども向けの健康プログラムに使用。

2) 渋滞税
2003年、イギリス・ロンドン「渋滞税」
平日午前7時から午後6時半の間にロンドン中心部の特定エリアに自動車で入ると課金される。
事前に(あるいは当日夜10時までに)市内の指定商店、郵便局、ガソリンスタンドなどで一日あたり8ポンド(日本円にして約1,000円)を支払う。
半年経過した時点で、交通量は16%減少。最終的に、30%渋滞が緩和して交通量15%軽減。
環境に優しい車、緊急車両、バスやタクシー等の公共交通機関は免除、エリア居住者は90%引きとなっている。

3) 独身税
1968年~1989年の21年間 ブルガリア。
人口減少に歯止めをかけるため、20歳以上の独身者に收入の5~10%を課した。
しかし、同税による効果はほとんどなかった。

4) 営業税
2008年、ドイツ 日曜日に営業をする企業に税金が課される。
飲食店以外の店は日曜は営業してはいけない「閉店法」がある。
最近では緩和されつつあり、コンビニエンスストアなどの出店も許可されるようになってきた。
ただし、営業時間の規制はあり、24時間営業の店は許可されていない。
ドイツの時間あたりの生産性が高い理由がよくわかる制度ではないだろうか。見習いたい。


5) 学位税
オーストラリア。大卒者に一定以上の収入があれば、3~6%の範囲で学位税が徴収される。
低収入である場合、無税。大卒者は、奨学金返済のように、自分の学費を卒業後に払う。
親の経済力によって大学進学を左右されず、学びたい人が教育を受ける権利が平等に与えられている。
こちらの制度も合理的で魅力的、日本にとって学ぶことは多い。

6)「ワンルームマンション税」
2004年  東京都・豊島区。
ワンルームマンションの割合が高いので、ファミリー世帯を増やすために導入。
ワンルームマンション税は30平方メートル未満のワンルームが9戸以上ある建物を造る場合、1戸当たり50万円を課税。2004~2012年度で169件の課税実績があり、区は29億円強の税収を得ている。


7) カナダ「外食税」
外食か食料品の購入かの境界、less than sixという定義。
ドーナツ5個以内は、外食とみなされ外食税がかかる。
ドーナツ6個以上買うと、食料品となり消費税はかからないため、客同士が話し合い一緒に購入することがあるという。
ドーナツ屋さん前での節税対策のおかげで、運命の出会いがあるかもしれない?

8)アメリカ・ミネソタ州 ファーコート税
動物愛護活動の盛んな州

9)ドイツ 犬税
無責任な飼い主を減らすため。多く飼うほど高くなる。また、飼育スペースや運動、飼い主との交流、しつけを与える義務が法律的義務が飼い主に課されている。
犬税は、税金の徴収にかかるコストが非常に大きいため(犬を飼っている家庭の把握が難しい)、
多くのボランティアや民間団体の協力が不可欠であるようだ。
ドイツだけでなく、オランダやスイスなど、ヨーロッパのいくつかの国で導入されている。

10)日本 入湯税
目的は、温泉や温泉周りの観光地の維持費としてあてるため。
観光地等にある温泉を利用する際に、一回150円。
入浴文化のない外国の人からすると珍しいが、
日本人が温泉好きだからこそ機能している税制といえる。


税制を学ぶことで、各国の特徴が見えてくる。
国民性、考え方、どういう国を目指しているのか、時代を先駆けするのはどこの国か。

自国の国民の健康と安全を守るために、
豊かな国にするために、
貧富の差をなくすために、
子ども達の教育を充実させるために
文化や伝統を守るために、
地球の環境を守るために、
幸福に暮らすために。

佐藤学X秋田喜代美の対談〜これからの学びを考える [リサーチ]

これからの学びを考える

教育学者 佐藤学氏と
教育学者&心理学者の 秋田喜代美氏の
対談です。

2012年9月収録ですが、
ご興味有る方はご覧下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=-VfeUNgLw-0


Pale Blue Dot [リサーチ]

1977年に打ち上げられた太陽圏外を飛行中のNASAの無人宇宙探査機、
ボイジャー1号が1990年に撮影した太陽系の家族写真。

290px-Pale_Blue_Dot.png

(写真;Wikipediaより)

地球から40天文単位、約60億キロメートル離れているところからの撮影。
(ちなみに地球から冥王星までの距離が48億km)
地球が青っぽいちっぽけな点にうつっているため、pale blue dotと呼ばれている。
ほんとうは、月も映っているのだが、解像度が悪くて月は写真では捉えられない。

このボイジャー1号は、2012年8月、人口物体として初めて太陽圏を出た。
1977年の打ち上げから、太陽圏を出るまで35年かかっている。
太陽圏とは、太陽風が及ぶ範囲で太陽磁気圏のことで、太陽系ではない。
太陽系はもっと広い。

現在の位置は、以下のサイトでリアルタイムで確認できる。
https://voyager.jpl.nasa.gov/where/

ボイジャー1号は地球から最も遠くに到達した人工物となっている。
2025年頃まで、
少なくとも観測装置の一部については十分稼動できる電力を供給できると見られている。



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。