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夏休み自由研究の市選出作品見てきました [ジャンク]

文化の森に行ってきました。
夏休み自由研究の市の選出作品拝見しました。
小学生の作品も中学生の作品もとても力作で、興味深く拝見しました。
研究によっては3年がかりで行っていたものや、
3〜5冊に及ぶファイルにまとめた膨大な作品もあり、
子ども達の熱意が感じられました。


一連の作品を拝見する中で注目していたのは、
1) 動機付け、研究のきっかけの部分
2) 個性的なテーマ、研究の独創性/オリジナリティー

優れた作品を完成させる気概は、一体どこからうまれるのか探ってみました。

どこまで、情熱と根気を維持して、深く研究できるかというところの根源は、やはり動機付けにあると
思います。興味関心を抱き、掘り下げるパワーの源は、大好きなテーマであったり、なぜ、どうして?という強い疑問を解決したい、自分自身で解明したい、知りたいという強い想いだと思います。

きっかけが授業という動機ももちろんいくらかありましたが、
やはりそれよりも日常の体験から研究テーマを見つけている作品が多かったように思います。

日常生活における個人的体験から出発した場合、自ずと研究テーマが独創的になり、
研究内容も個性溢れるものになるのですね。
全く個人的な独断と偏見ですが、特に印象的だったのは、独創性あふれるテーマの3作品です。

●土の研究をしていて、詳しく調べていた作品。
調べた項目も多岐に及び、土の入った地名を探していたり、どこかから土がやってくるものもあるか、など内容が科学の範囲内におさまらず大変個性的でした。
最後には、土からクレヨンを作って、かわいい絵を描いていました。
土というあまりにも身近なものに焦点を当てて、掘り下げるセンスが抜群だと思います。

●郵便物の配達の研究
以前の自己の経験から郵便物を出すのが遅れて期限通りに届くかどうか不安を感じたということがきっかけで、郵便物の運ばれ方を研究していました。
ファイルの表紙からして、気合いが凄いです。
ポストを一つ一つ回って、回収時刻を丁寧に記録したり、郵便局でリサーチしたり、
実際に郵便物を色々なところから出して、いつ届くかを検証したりしていました。
さらに、ユーモア溢れる双六も作っていました。
二重にも三重にも層を重ねた研究で、独創性高い研究に圧倒されました。

●ジャンボタニシの研究
(クラブかスポーツサークルかの)帰り道に通りすがりに見つけたという壁にくっついた得体のしれない赤い生物。これはいったい何者だろうというところから入っているところが特徴です。
研究の経緯を素直に表現されているところに好感が持てました。様々な地域を回って、ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の生息地を調べ上げていて、丁寧にマップも作っていました。


ほかにも沢山優れた作品があり、時間があっという間に経ってしまいました。
スケジュールが許すかぎり、ギリギリまで見させていただきました。

キャッチーなタイトルや、クイズ形式での見せ方など、皆さんの作品には至る所に工夫が見られました。
小学1年生の段階で、既にきれいなグラフを作成している作品や、食材メーカーに問い合わせた回答にあたる詳細なレポートを用いて研究を進めたものもみられ、近いところでの保護者さん、先生方、会社のみなさんなど大人の皆さんの強力なサポートが光っていました。

今回も、親子の方々から、来年はこんなのしようよ、などと聞こえて来て、
早くも来年に向けての戦略を練ってらっしゃることを知り、なんだか頼もしく嬉しく思いました。

知らなかったのですが、美濃加茂市では夏休み前に自由研究のテーマを予め決定するしくみのようですね。前もって大枠を決めてしまい、夏休みに入って慌てないようにするためなのでしょうか。

市の選出作品たち、県大会で今後も勝ち進んで欲しいですね。
陰ながら、応援しております。





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