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『いのちの木』 [読書]

『いのちの木』ブリッタ・テッケントラップ  作絵  森山京 訳  2013年  ポプラ社

今回は、おすすめの絵本を一冊ご紹介します。
とてもシンプルかつエレガントに描かれた美しい世界です。
この絵本が素晴らしいと思う点がいくつかありますが、
一番のポイントは、イントロからいきなり、○が描写されるところです。
大変、秀逸な作品だと思います。

命が目の前から消えたとしても、生き続けるものがあります。
大切な哲学、大切な愛が押し付けがましくなく、穏やかに表現されており、それぞれの読者が無理のない形で何かを受け取れる。

そのようなきれいな絵本です。

例えば、お子様が大切に飼っていたペットの命が絶えたとき、
こころを勇気づけてくれる一冊になるのではないでしょうか。

大人でも辛い別れが襲ったときには、癒されるかもしれませんね。
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上手く行かなかったのはなぜか。どのようにすると成功するだろうか。 [探Q舎]

しばらく通ってくれた子ども達には、次のステップに挑戦していただいています。
少しずつ計画を見直したり、どこかに問題がないか、もっと良い方法はないかなど
授業のプロセスの中で、考えることを増やしていきます。

実験でも、ものづくりでも、観察でも、答えのない問題を手持ちの情報で予想する場合でも、
おおかたのものごとには、いくつかおさえるべきポイントがありますよね。

このあたりのところで、大事なポイントを敢えて揺らがせることによって、
自分たちがそのポイントを発見できるようになってほしいと願っています。

お決まりのレールではなく、
枝分かれのレールをつくったり、
ヒビをいれたり、
石ころをのせたり。

本日は、ちょっと大きなヒビを入れすぎたかもしれません。
しかしながら、立ち止まって自分で考えることはやはり重要です。
きっと、近い将来役立つ経験になったと思います。
リベンジしたいって言ってくれるでしょうか。

上手く行かなかったのは、なぜか。
どのようにすると、成功するのだろうか。
大人になれば、それこそ、うみの苦しみを経験しない人はひとりもいないのですから、
大きな可能性の塊の子ども達には、すこーしずつ、考える力を鍛えてくれたらと思います。

身体で学ぶと同時に、作業の前後や、区切りのよいところで、
じっくり考えたり、意見交換したりするようなゆとりができれば、
深い学びに繋がる密度の濃い時間にできると考えています。


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平成27年度の全国学力・学習状況調査 (6年生)の理科の教科に関する調査結果をおさらいします。
あてはまる、どちらかといえばあてはまるを合わせた割合を記載します。

【理科】
・理科の授業で学習したことを普段の生活で活用できないか考えますか? 69.4%
・理科の授業で学習したことは、将来、社会に出たときに役立つと思いますか? 74.6%
・将来、理科や科学技術に関する職業に就きたいと思いますか? 28.9%
・理科の授業で、自分の考えをまわりの人に説明したり発表したりしていますか? 55%
・理科の授業では、理科室で観察や実験をどのくらい行いましたか? 週1以上46%、月1以上44.1%
・理科の授業で、観察や実験の進め方や考え方が間違っていないかを振り返って考えていますか 67.2%

国語や算数に比べて、将来、社会に出たときに役に立つと思っている子ども達が少ないですね。
理科や科学技術に関する職業は、人気がとても低いです。
説明や発表の機会が少ないようです。実験するにはそれなりに時間がかかりますもの。
勝手な予想ですが、
学校の場合、子ども達も先生方もいろいろと大変ですし、スケジュールが過密だと思います。
教科書の内容もしっかりと・・・となると必然的に実験の頻度や、発表や意見交換、振り返りの時間は最低限確保することになりそうです。
先日の講習でも、小学校の先生方からお話を伺ったところ、教科書が全然予定通り終わらないと仰っていました。



【参考までに、国語】
・国語の授業で学習したことは、将来、社会に出たときに役に立つと思いますか? 88.6%

【参考までに、算数】
・算数の勉強で学習したことは、将来、社会に出たときに役に立つと思いますか? 90.4%




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