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お散歩するとプチ発見が多いです [ジャンク]

早朝か夜に少し歩くようにしています。
普段気づかない小さなモノ、コトに気づきます。


1)はじめに、出会ったのは名前の知らない植物の実。
実の形がそれぞれ異なっていてきれいな流線形をしていたので、思わず写真に撮りました。そのまま写生をしたいと思うぐらいに、美しかったです。
いくつかの実を同じフレームに入れることで、まるで、友だち同士が顔をつきあわせて楽しい会話をしているように見えました。愉快な協働です。
探Q舎も、もっと子ども達が増えると、きっとこれに負けないくらい愉快な協働が生まれるでしょう。


2) 続いて、ゴマダラカミキリ。
皆さんにとってはありふれた昆虫で、全く珍しくないでしょうか。
私は、初めて実物を見ました。
これまで写真でしか見たことがなかったので、きれいな青色だなあと感動して、
すこーし嬉しくなりました。
この青色は色素ではなく、光の反射でこのように見えるらしいですが本当でしょうか。
この青色の謎をご存知ですか。


3)さらに続いて、かなり体格の良いヘビ。
けっこう大きくて、びっくりしました。
ヘビに出会うと縁起が良いと言われるので、ちょっといいこと、あるかもしれません。
これから、探Q好きの皆様に出会えそうな予感です。


4) さらに、続いて、燕の巣。
近くに3つの巣が作られていました。燕はどのようにして巣を作る場所を測ったのか、きれいに等間隔に3つです。どの巣も元気な燕たちで栄えていました。
燕が巣を作ると縁起が良いと古くから言われます。
中山道に新たな風が吹く予感です。


5) よく会う中山道にお住まいの方 (おじさま)
帰り道に今日もお目にかかりました。
つい、どなたかに伝えたくて大きなヘビに出会ったことを話してしまいました。
「そうー。大丈夫だった?」
と言って、冷静に温かく聞いていただき、癒されました。
お名前は存じ上げませんが、いつもありがとうございます。
この辺りでは、きっとよく有ることなのでしょう。
皆さんは、きっと慣れっこなのでしょう。

私にとっては驚きでした。
歩いていたら、目の前を道の端から端まで、にょろにょろ横切っていくなんて。
いつも車にしか注意を向けませんが、今回は勉強になりました。

地面にももっと注意を払わなくては・・・





クモの探Q〜クモの赤ちゃんの助け合い精神 [読書]

『クモの糸のミステリー  ハイテク機能に学ぶ      大崎茂芳 著    中央新書』

昨日に引き続き、同じ著者の書籍です。

卵のうから孵化した赤ちゃんグモ達は、お互いか細い糸を出し合ってしばらく集団生活をします。
赤ちゃんグモの集団に棒を入れ、比較的沢山の赤ちゃんグモを取り出します。
その後、棒に振動を与ると、糸を出して次々と棒から下へ降りて逃げます。

しばらくして、状況が安定すると再び糸を伝って上方へ登っていきます。
(脳内で、芥川龍之介の蜘蛛の糸の描写を人々から赤ちゃんグモの集団に変換してください。)

このときの、下から二番目にいる赤ちゃんグモの行動は、ほんとうに驚異的、感動的。
なんと、最下位の赤ちゃんグモを助けるため、上昇する他の赤ちゃん達とは逆に自ら下方に降りて行くそうです。
自ら、助けに降りて、最下位の赤ちゃんグモを上に引き上げ、自らは最下位になりますが、しばらくして、再び上昇します、登りながら牽引糸を全て集めて糸の整理整頓まできちんとこなします。

この現象を6年間連続で観察されたそうですので間違いないでしょう。
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魅力的なお話しです。
くもの赤ちゃんですよ!!
いつ、どこで、どのようにして、助け合いの精神を学んだんでしょうね。


数々の素晴らしい研究をされている大崎茂芳先生、ついにクモの糸でバイオリンを作られたそうです。
クモの研究は、はじめの頃は趣味で開始されたようです。
いずれの研究業績にも言えることですが、時代の先を行く研究テーマの設定が実に絶妙だと思いました。
研究テーマの設定は、その後の研究の成果の大部分を占めると言えます。

世界中で誰もやっていないことに、勇気を出して挑戦することが重要なのでしょう。
そのためには、日頃から嗅覚を鋭く、視野を広く持つ、ということが重要かもしれません。
先の見えない現代にこそ、独創性の高いものの見方、考え方が威力を発揮することと思います。
開拓精神は、これからの時代を21世紀を生き抜く逞しい力となることでしょう。

人類の科学技術の進歩は急速ですが、世界には相変わらず身近なところにも不思議や謎が溢れています。
まだまだ明らかになっていないことが、世の中には沢山あります。
自分の目でQを発見し、解決する楽しさを味わってほしいです。
大人には、子どもたちの創造性、独創性、面白いアイデアを潰さないことが求められます。



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