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理科って面白いですよ [探Q舎]

今朝は、中富町、田島町、大手町を回りました。
めずらしく雨に降られてしまったのですが、
木々が洗われて、あちらこちらにキラキラ光るクモの巣の大群を発見。
クモも真ん中にドンと位置しているものもたくさんあり貫禄がありました。

IMG_2219.JPG

先週も、理科が苦手とおっしゃるお子様に出会いました。
正直申しますと、これは、寂しい反面、少し嬉しくもあります。
残念ですが、有り難いことでもあります。
こちらもやりがいがありますから。
これから、徐々に好きになっていただきます。
きっと得意になっていただけるでしょう。
キライ→スキ、苦手→得意への化学変化が楽しみです!


近々、生き物が好きなお子様には、クモの巣の標本づくりを予定しています。
きれいなクモの巣をゲットして標本にします。

また、小さな小さなおもしろ生物、クマムシの捕獲も予定しています。
こちらは、私も未経験ですが、わりとどこにでもいるそうなので、上手くいくかなと思っています。
クマムシのことも以前、ブログで書いたことがあったでしょうか。



検索がヒットしない時こそチャンス [ジャンク]

毎日、どれくらいインターネットで調べものされていますか。
おそらく、インターネットやスマホで検索しないという日はないのではないでしょうか。

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情報リテラシー(information literacy)とは
情報 (information)と識字 (literacy) を合わせた言葉で、情報を自己の目的に適合するように使用できる能力のこと。「情報活用能力」や「情報活用力」、「情報を使いこなす力」とも表現する。
したがって情報リテラシーとは、情報を主体的に選択、収集、活用、編集、発信する能力と同時に、情報機器を使って論理的に考える能力が含まれている。(Wikipediaより)

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望む情報とピッタリ合致する情報を得るのは結構難しいですよね。
検索ワードを入力して、これだ!っていう望む情報が得られた時の快感は大きいものです。

一方、検索してもしても欲しい情報が得られない時はどうでしょうか。
うーん。本当にないのかなあ。困ったなあ。おかしいなあ。
キーワードを何度も増減させて、組合せを変えて・・・・
残念、わからない・・・
断念するか、誰かに聞いてみるか、図書館に行くか・・・

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しかしながら、本当のところは、"検索でヒットしない情報"こそ重要なのかもしれません。
情報も生ものですぐに腐るものなので、インターネットですぐに検索できる情報というものは、
もう既に古いと言えるかもしれません。

検索でなかなかヒットしないときこそ、創造のチャンス。
問題だと認識されていない重要な問題、答えが見つかっていない問題、
がそこにあるのではないでしょうか。
探Q舎の授業で扱う探Qのテーマを考えるとき、子ども達の未来を考えるとき、
そのように思うのです。
新しい情報を受信するばかりでなく、発信できる側を目指したいものです。


この考え方は、科学研究でも同じです。
(時間や費用の制約もあり、なかなか難しいのですが、)
本来は、誰もこれまで研究していない、誰も論文を発表していない研究テーマに挑戦することこそが大きな発見に繋がります。

日常生活も科学研究と同じ [探Q舎]

生きているかぎり、研究課題が次々とやってくるのが常である。
この世に生れ落ちた瞬間、誰もがそう。
課題に取り組んでいない人はひとりもいない。

「課題決定→計画→実行→復習」のサイクルは、
幼児でも行っているのではないだろうか。

日常生活も科学研究と同じなのだ。

学習塾は全国津々浦々、山ほどある。
そんななかで、自分のこれまでの経験と培ってきた力を活かしながら
個性ある学習塾を創りたい、そう思ったのが2010年頃。
科学研究も面白くて、区切りをつけるのに時間がかかった。

やっと、2017年開講。
これから、これから、まだまだこれから。

探Q舎の理念に共感してくださる"学び仲間"と出会うのだ。
ちょっと変わった学習塾をお探しのあなたさま。
探Q舎を発見して下さいますように!

フィンランドの教育輸出がますます活発に [リサーチ]

人口550万人の北欧の国フィンランド。
世界各国から注目の的で有り続ける教育先進国。
子ども達の高い学力については何度かブログでも以前取り上げた。
子ども達の学力は、常に世界トップクラスだが、国際調査の順位は重要視されていない。
順位を上げることが、教育の目的ではないから当然である。


教育先進国として、海外のニーズに応えるため
2016年から、「教育輸出大使」が任命され、諸外国への教育輸出を担当している。
就任後半年間で、国内の100の教育関連企業・団体と関わった。


諸外国の教員養成プログラムや教育改革センターの設立など、
海外向けの教育事業を数多く展開している。

2014年は、教育関連の収益は約337億円。
今後、ますます海外の教育市場を開拓・拡大し、収益が上がる見込みだと言う。


フィンランドの国としてのモットーは、
"世界の先端を走り、世界のリーダーとして世界に貢献すること"だという。
人口550万人の国から、これからも教わることが多くありそうだ。


以下、Wikipediaより。

フィンランドはOECDレビューにおいて「世界で最も競争的であり、かつ市民は人生に満足している国の一つである」と2014年には報告された。
フィンランドは、収入、雇用と所得、住居、ワークライフバランス、保健状態、教育と技能、社会的結びつき、市民契約、環境の質、個人の安全、主観的幸福の各評価において、すべての点でOECD加盟国平均を上回っている。



世界のちょっと変わった税制をみてみよう [リサーチ]

1) 脂肪税
2016年には世界保健機関は、砂糖が添加された清涼飲料水に20%以上の課税を行えば、肥満、糖尿病、虫歯を抑制するような消費の削減が可能であると提言している。

・2010年、ルーマニア「ジャンクフード税」
・2011年、デンマーク 「脂肪税」 飽和脂肪酸が2.3%以上含まれる食品に対して、飽和脂肪酸1キログラムあたり16クローネを課税、一年間の実施
・2011年、ハンガリー「ポテトチップス税」砂糖や塩分の多い飲食品に課税
(4人に1人が肥満の国、近隣諸国の安い国で買うなど、あまり効果が得られず廃止)
・2011年、フランス「ソーダ税」砂糖の添加された炭酸飲料に課税
・2017年、ポルトガル 砂糖の添加された飲料に課税
・2018年4月より施行? イギリス 導入する子供の肥満防止のための砂糖の添加された飲料への課税案があり、メディアは砂糖税と評した。税収は、子ども向けの健康プログラムに使用。

2) 渋滞税
2003年、イギリス・ロンドン「渋滞税」
平日午前7時から午後6時半の間にロンドン中心部の特定エリアに自動車で入ると課金される。
事前に(あるいは当日夜10時までに)市内の指定商店、郵便局、ガソリンスタンドなどで一日あたり8ポンド(日本円にして約1,000円)を支払う。
半年経過した時点で、交通量は16%減少。最終的に、30%渋滞が緩和して交通量15%軽減。
環境に優しい車、緊急車両、バスやタクシー等の公共交通機関は免除、エリア居住者は90%引きとなっている。

3) 独身税
1968年~1989年の21年間 ブルガリア。
人口減少に歯止めをかけるため、20歳以上の独身者に收入の5~10%を課した。
しかし、同税による効果はほとんどなかった。

4) 営業税
2008年、ドイツ 日曜日に営業をする企業に税金が課される。
飲食店以外の店は日曜は営業してはいけない「閉店法」がある。
最近では緩和されつつあり、コンビニエンスストアなどの出店も許可されるようになってきた。
ただし、営業時間の規制はあり、24時間営業の店は許可されていない。
ドイツの時間あたりの生産性が高い理由がよくわかる制度ではないだろうか。見習いたい。


5) 学位税
オーストラリア。大卒者に一定以上の収入があれば、3~6%の範囲で学位税が徴収される。
低収入である場合、無税。大卒者は、奨学金返済のように、自分の学費を卒業後に払う。
親の経済力によって大学進学を左右されず、学びたい人が教育を受ける権利が平等に与えられている。
こちらの制度も合理的で魅力的、日本にとって学ぶことは多い。

6)「ワンルームマンション税」
2004年  東京都・豊島区。
ワンルームマンションの割合が高いので、ファミリー世帯を増やすために導入。
ワンルームマンション税は30平方メートル未満のワンルームが9戸以上ある建物を造る場合、1戸当たり50万円を課税。2004~2012年度で169件の課税実績があり、区は29億円強の税収を得ている。


7) カナダ「外食税」
外食か食料品の購入かの境界、less than sixという定義。
ドーナツ5個以内は、外食とみなされ外食税がかかる。
ドーナツ6個以上買うと、食料品となり消費税はかからないため、客同士が話し合い一緒に購入することがあるという。
ドーナツ屋さん前での節税対策のおかげで、運命の出会いがあるかもしれない?

8)アメリカ・ミネソタ州 ファーコート税
動物愛護活動の盛んな州

9)ドイツ 犬税
無責任な飼い主を減らすため。多く飼うほど高くなる。また、飼育スペースや運動、飼い主との交流、しつけを与える義務が法律的義務が飼い主に課されている。
犬税は、税金の徴収にかかるコストが非常に大きいため(犬を飼っている家庭の把握が難しい)、
多くのボランティアや民間団体の協力が不可欠であるようだ。
ドイツだけでなく、オランダやスイスなど、ヨーロッパのいくつかの国で導入されている。

10)日本 入湯税
目的は、温泉や温泉周りの観光地の維持費としてあてるため。
観光地等にある温泉を利用する際に、一回150円。
入浴文化のない外国の人からすると珍しいが、
日本人が温泉好きだからこそ機能している税制といえる。


税制を学ぶことで、各国の特徴が見えてくる。
国民性、考え方、どういう国を目指しているのか、時代を先駆けするのはどこの国か。

自国の国民の健康と安全を守るために、
豊かな国にするために、
貧富の差をなくすために、
子ども達の教育を充実させるために
文化や伝統を守るために、
地球の環境を守るために、
幸福に暮らすために。

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