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ベンジャミン・フランクリン [探Q舎]

凧を用いた命がけの実験で、雷が電気であることを明らかにしたのは、
ベンジャミン・フランクリン。
避雷針を発明したのも、ベンジャミン・フランクリン。
今日も、彼の偉大な発明が人々の命を救ったかもしれない。

1752年、雷を伴う嵐の中で凧をあげ、
凧糸の末端にワイヤーで接続したライデン瓶により、
雷雲の帯電を証明するという、文字通り命がけの実験を行った
(実際に、後に同様の実験をした人が命を落としてた)。
さらには、雷の電気は+と−の両方の極性があることも確認したと伝えられている。


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ベンジャミン・フランクリン
●アメリカの独立に貢献した政治家、物理学者、著述家、気象学者、外交官
●勤勉性、探究心の強さ、合理主義、社会活動への参加
●18世紀の偉大な人物で、アメリカ建国の父 (アメリカ紙幣の肖像にも)
●『フランクリン自伝』が有名

●他にも社会活動、発明等多くの業績
避雷針、フランクリンストーブ (燃焼効率が良い)、遠近両用眼鏡、グラスハーモニカなど。
これらの発明に関する特許は取得せず、社会に還元した。彼の人間性も強調すべきである。
夏時間も考案したが、時代の先を行き過ぎた模様。

◎フランクリンの13徳
日々実行していた13個の教訓。
毎週1つをテーマに生活していた。
13徳を1週間ずつ実行 (→年4サイクルで実行していた?)

節制 飽くほど食うなかれ。酔うまで飲むなかれ。
沈黙 自他に益なきことを語るなかれ。駄弁を弄するなかれ。
規律 物はすべて所を定めて置くべし。仕事はすべて時を定めてなすべし。
決断 なすべきをなさんと決心すべし。決心したることは必ず実行すべし。
節約 自他に益なきことに金銭を費やすなかれ。すなわち、浪費するなかれ。
勤勉 時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。
誠実 詐りを用いて人を害するなかれ。心事は無邪気に公正に保つべし。口に出だすこともまた然るべし。
正義 他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきを与えずして人に損害を及ぼすべからず。
中庸 極端を避くべし。たとえ不法を受け、憤りに値すと思うとも、激怒を慎むべし。
清潔 身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。
平静 小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に平静を失うなかれ。
純潔 性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い、これにふけりて頭脳を鈍らせ、身体を弱め、または自他の平安ないし信用を傷つけるがごときことあるべからず。
謙譲 イエスおよびソクラテスに見習うべし。

限りなく、ストイック。。。。。。
と思う。

フランクリンも人間だった。
彼自身にとっても、相当難しかったようだ。(正直のところ、一安心)
彼は、とても正直者であるようだ。

『大体から言えば、私は自分が心から願った道徳的完成の域に達することはもちろん、その近くに至ることさえできなかった。』(フランクリン自伝)

『それでも努力したおかげで、かような試みをやらなかった場合に比べて、人間もよくなり幸福にもなった。ちょうど法帖を手本として完全な筆法を会得しようとする者が、手本通りの理想的な筆蹟になることはできなくても、骨折っただけ筆蹟がよくなり、きれいに明瞭に書いてさえあれば、相当見られるようになるのと同様である。』(フランクリン自伝)

たとえ、難しい課題であろうと・・・
高いこころざし、日々のこころがけ、
物事を粘り強く継続すること、
己を律すること、
前進を楽しむこと
の大切さを彼は教えてくれている。

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